遂に2021年の終わりを締めくくる大会が始まります。
ハードダーツが好きな方なら誰もが知っている、PDCが開催する大会の中でも一際特別で、名誉ある大会であるWorld Darts Championship(以下ワールドチャンピオンシップ)です。
知らなかった!と言う方もこの記事でサラッと大会の概要と注目ポイントを押さえてぜひ観戦してみてください。
と言うわけで、早速まとめていきます。
ワールドチャンピオンシップとは?
ワールドチャンピオンシップはPDCが開催する大会の中でも最大規模を誇る大会です。
ダーツの最高峰の大会と言われるだけあって、この大会での優勝者が世界チャンピオンの称号を手に入れることができる上に、実質的に優勝者が世界一を名乗ることが出来る唯一の大会となっています。
例外として、BDO(現在はWDF)ワールドプロフェッショナルダーツチャンピオンシップでの優勝者も世界チャンピオンを名乗ることができますが、強さを比べるとPDCのワールドチャンピオンシップ優勝者が世界一にふさわしいでしょう。
優勝者はウォークオン(試合入場)の際”Champion of the World”とコールされます。
例えば、Michael van Gerwenは“3 times Champion of the World”とコールされます。
概要をサラッと知れたと思うので、大会の細かいところについても紹介したいと思います。
試合形式
試合形式は基本的にトーナメント方式になっており、OoMのベスト32の選手はシードとして2回戦からのスタートになります。
フォーマットは以下の通りです。
ラウンド | ベストオブ(1セットのうち) | ファースト(勝利にひつっようなセット数) |
1 | 5 | 3 |
2 | ||
3 | 7 | 4 |
4 | ||
ベスト8 | 9 | 5 |
ベスト4 | 11 | 6 |
決勝 | 13 | 7 |
大会が進めば進むほど必要なレグ数、セット数が増えていく過酷な戦いですが、世界一を決めるにはふさわしいレベルと言えます。
試合日程
大会は12/15〜2022/1/3まで行うのですが、24~26はクリスマスですので試合は行っていません。
細かい日程は以下の通りになります。ちょっと長いですがスクロールしながら見てください。
日付 | 開催されるラウンド |
12/15~20 | Afternoon : 1回戦×3、2回戦×1 Evening : 1回戦×3、2回戦×1 |
12/21 | Afternoon : 1回戦×2、2回戦×2 Evening : 2回戦×4 |
12/22,23 | Afternoon : 2回戦×4 Evening : 2回戦×4 |
12/27,28 | Afternoon : 3回戦×3 Evening : 3回戦×3 |
12/29 | Afternoon : 3回戦×3 Evening : 3回戦×1、4回戦×2 |
12/30 | Afternoon : 4回戦×3 Evening : 4回戦×3 |
1/1 | Afternoon : ベスト8×2 Evening : ベスト8×2 |
1/2 | ベスト4 |
1/3 | 決勝 |
ここまで長い日程で行われる大会も珍しいですよね。
試合会場
試合会場はロンドンのAlexandra Palace(アレクサンドラパレス)で行われます。
通称“アリパリ”と呼ばれますので、覚えておきましょう!!
ロンドンの北部にあり、ハリーポッターで有名なキングズクロス駅から電車で行けます。
出場者・組み合わせ
出場者、組み合わせは以下になります。
𝗗𝗿𝗮𝘄 𝗕𝗿𝗮𝗰𝗸𝗲𝘁
Here is how the 2021/22 @WilliamHill World Darts Championship draw shapes up, starting Dec 15.
What is your pick of the opening two rounds? pic.twitter.com/GDF47SfMCN
— PDC Darts (@OfficialPDC) November 29, 2021
出場者は総勢96名ととても多いので誰が誰だかわからなくなってしまいそうですよね…
ですが、世界中から予選を勝ち抜いてきた選手達が一堂に集まって開く大会ですので、盛り上がることは間違いないです!!
※2021/12/7追記
ワールドチャンピオンシップの予選の一つであるAfrican Qualifierを勝ち抜いたCharles Losperがビザの関係上出場を断念することになりました。
代わりにMike de Deckerが出場します。詳しいことはPDC公式ホームページからご確認ください。
PDCCharles Losper has withdrawn from the 2021/22 William Hill W…
※2021/12/11追記
スペイン出身のJuan Fransisco Rodriguezがコロナウイルス陽性のためワールドチャンピオンシップ欠場となり、代わりにオーストラリアのGordon Mathersが出場となります。詳しい内容はPDC公式ホームページからご確認ください。
PDCJuan Francisco Rodriguez has been ruled out of the William H…
ワールドチャンピオンシップ見どころ
見どころはたくさんあるのですが、なんと言っても日本人選手が2人も出場しているので応援しましょう!!
今回出場するのは、柴田豊和と山田勇樹の2人になります。
柴田豊和は2021のワールドカップオブダーツの選手として出場予定でしたが、開催国であったドイツが急遽入国制限を設けた関係で出場できませんでした。
今回はその条件をクリアしPDC Asian Tour枠として出場が決まりました。
山田勇樹はPDJが主催するワールドチャンピオンシップを賭けた大会で見事優勝し、出場を決めています
世界に進出する日本人が増えてきていますので、どこまで勝ち上がっていくのか、日本ダーツの歴史が塗り替えられる瞬間をお見逃しなく!!
※2021/12/2追記
各選手の出場予定を記載しておきます。山田勇樹
R1 12/18 昼2試合目
R2 12/23 昼2試合目柴田豊和
R1 12/21 昼1試合目
R2 12/23 夜2試合目
ワールドチャンピオンシップ出場を決めた決勝戦の動画を載せておきますので、気になる方は見てみてください。
大会を見たいあなたへ
大会の放送は、PDCの公式配信サービスであるpdc.tvか、DAZNから見ることができますので、興味のある方はぜひそちらをご覧ください。
DAZNであればお試し期間もありますので、まだ利用していない人はチャンスです!!
PDCの大会の中でも最も盛り上がる試合ですので、ワールドチャンピオンシップをぜひ見てみてください!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ここ数年は毎年日本人選手が出場していますが、日本ほど出場する選手の顔ぶれが変わる国はありません。
それほど日本のハードダーツのレベルが上がって来ていて、どの選手が出場しても素晴らしい結果をもたらしてくれると私は感じています。
ですので、もし少しでもハードダーツに興味がある、ハードダーツを始めたばかりの人はぜひワールドチャンピオンシップを見てみてください。
ダーツが本当に強い人だらけの大会ですので、投げ方や攻め方など自分のダーツレベルアップにつながるものがあるかも知れません。
年末年始までダーツを楽しんで行きましょう!!