2020年のW杯で宿敵イングランドを倒し、Walesに優勝をもたらしてから今までハイレベルなダーツを見せているJonny Clayton。
私は当初ここまで強くなると予想はしていなかったのですが、最近の好調ぶりから新たなスーパースターになったのは間違いないと言えます。
そんな彼がここまで強くなった理由が気になったので私なりに考察して見ようと思います。
投げる動作が優しくなった
ここ最近のClaytonの投げ方で最も変わったと言える点が、手首をつかった柔らかいスローです。
2015年の投げ方は腕の動きと手首の動きが現在の投げ方に比べ大きく動いており、力強いスローの印象がありました。
特に腕と手首の動きに注目です。
腕の動き主体で手首の力も使いつつ投げてるように見えます。
現在は手首を使い、一見するといわゆる“チョイ投げ“のように見える投げ方になっていますが、的を狙う精度の向上に一役買っているのではないでしょうか?
下の動画をご覧になるとわかると思いますが、手首の動きがメインになっているように見えると思います。
ダーツの狙う位置が変わった
2016年時点ではトリプル・ダブルともに上側から狙って入れることが多い印象がありました。
下の画像の通りに上目に刺してからダーツを入れていくいわゆるアンダースタッキングです。
しかし、ここ最近はトリプル・ダブルともに下側からダーツを狙って入れていくスタイルになっています。
下の画像をみてください。ダーツの刺さり方が2016年時点と比較して平行気味にダーツが刺さっているのがわかると思います。
2021年Preimier Leagueにて9ダーツ達成時の180の出し方がトリプルの下側or 中央に刺さることが多いことや、ダブルもD20は下側、D16は外側に刺さることが多いことからもこの変化は見受けられます。
PDCデビューの2015年からトリプル・ダブルの上側を狙う投げ方の時は横ずれがかなり多かったので、トリプル・ダブルの下側から狙っていくスタイルは彼にとって理想的でであると言えます。
立つ位置が微妙に変わった
本当に微妙な変化ですが、以前のClayton比べ立つ位置にも変化があります。
以下の画像をご覧ください
2016年時点ではClayton視点で左寄りに立っているのがわかると思います。
2021年の画像ですが、ブル寄りになっているのがわかるでしょうか。
体が傾いていることも影響しているのか、立ち位置自体が若干ですが変わっています。
様々な点(体が全体的に大きくなったり…)で変更がみられるので、それに合わせてフォームや投げ方、スタンスの位置等を調整してきた結果がClaytonにとってとても良い結果につながっていますね。
メンタル面について
メンタル面に関しては正直わからないのですが、W杯優勝から自信がついたのではないかと推測できます。
今年度はスタートから良い成績を残しているのでこの調子でPDCツアーを駆け抜けていってほしいですね。
終わりに
今年は今までの一強時代から群雄割拠の大混戦になりそうで私としてはとても面白いと思えるPDCイベントになりそうです。
特に若手の台頭がとても目立っていますので他にもいろいろ紹介して行けたらなと思っています。
最後にJonny Clayton のTwitterアカウントを載せておきますのでフォローして見てください。笑