ダーツのグリップで悩む原因と考え方についての話

グリップ ©︎2019 Sven Mandel

ダーツをしていると必ずと言っていいほどグリップに悩む時が来ると思います。

私自身も悩み、何度も変更しながらダーツ歴が積み重なり、いつまで経っても解決できていない部分はあります。

ただ、その中で私がグリップについて考えていること・感じていることを書いて少しでも解決に近づけることができないかと思い、書いていこうと思います。

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グリップは変化していくもの

前提としてですが、グリップは日々変化していくものです。

人間の体は短いものだと皮膚が約1日、長いものだと骨で約5ヶ月かけて細胞が入れ替わっていくと言われています。

皮膚の時点で毎日変わっていくことを考えると、同じように投げているつもりでも昨日の投げ方と違うなんていうことがあるのですから、グリップにも変化が訪れることは当然と言ってしまえば当然なのです。

実際にPDCの選手たちでも昔と今と全く違う選手が数多くいて、例を挙げるとPeter Wrightは今と昔ではグリップが全く違います。

どんなに有名なプロでもグリップは大きく変化していくものですので、正直そこまで気にする必要はありません。

ですので、『グリップは変わっていくもの』だということを踏まえてグリップについての話を進めようと思います。

なぜグリップで迷うのかと解決策

グリップに迷う理由は人それぞれでたくさんあると思いますが、私は

  1. グリップと投げ方の不一致
  2. グリップの表現に囚われている
  3. グリップをバレルに合わせようとしている

の3つが迷ってしまう主な要因となっているのではないか、と考えています。

表現自体は別にしても実際どのような内容なのかという方が大事ですし、それぞれの理由について見ていきましょう!

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グリップと投げ方・リリース方法の不一致

これは故障の原因にもなるので『この理由、もしかしてそうかも?』と思った方はぜひ一度見直してみるべきところです。

ダーツの天敵とも言える“力み”が発生してしまうのは、もしかすると自分のグリップと自分の投げ方・リリース方法があっていない可能性があります。

まず人間の関節は曲げることができる方向が決まっているのがほとんどで、その曲がる方向に沿わないとダメージとなってしまいますし、もちろん関節だけでなくそれを覆うようにつく筋や筋肉も同様です。

テイクバックの位置・自分のスタンス・位置などにもよりますが、体が(今回は特に腕、肘、手首が)痛いと感じるのは自分の体の本来の使い方と動きが合っていないことによって、体へかかる負担が大きくなってしまっていることが原因かも知れません。

またグリップの仕方とリリース方法がずれてしまうと、感覚的に「手離れが悪い」といったことにもなるでしょう。

「〇〇選手みたいに投げたい!」とか、「自分はこうグリップしたい!」など自分の理想とする投げ方やグリップがあると思いますし、それを追求していきたい人に「しない方がいいよ」なんていうつもりもありません。

その理想を追いかけることが悪いことではありませんが、自分の体に負担をかけてしまい怪我につながってしまう可能性を考えたら、無理せず自分に合ったものを見つけましょう。

ダーツをする理由は人それぞれですし、ちゃんと狙ったところに入るならば体の負担はある程度度外視することもアリですが、ただ楽しく長く遊びたいのなら理想は一旦置いて、自分の体に無理をさせないグリップと投げ方をすることを私は強くおすすめします。

グリップの表現に囚われている

これは私もそうだったのですが、想像以上にこれに該当する人が多いと思います。

グリップする時の表現はいろいろありますが、それに囚われすぎるのはNGです。

『挟む』『持つ』『握る』『摘む』などグリップをする際のこれらの表現を一度はどこかで聞いたり見たりもしくは使ってきていると思います。

どの表現も決して間違っている訳ではないのですが、これらはあくまでも個人の感覚に頼っている表現であって自分のものと違う可能性があることを留意しなくてはいけません。

『じゃあどうすればいいの?』と言う疑問に対して言えることは

表現の差でしかないし、自分が納得できる表現をしよう!

しかないと思います。

例として私の場合は紹介すると、かつての私もグリップは親指と人差し指で”挟んで”、中指はただバレルの上に置き、薬指でポイントに触れるというものでした。

このグリップは前文にて既に使ってしまっていますが、私の中では“挟む”グリップになります。

一方、次の画像が2021/6/19時点での私のグリップです。

これもダーツを挟んでいるように見えると思います。

ただ、意識としても実感としても親指と人差し指でダーツを挟んではおらず、親指、人差し指、薬指の3本でダーツが支えられて中指は乗っかっているだけの状態です。

具体的には親指の腹でバレル後方、人差し指の第一関節がバレルとシャフトのつなぎ目に、中指の腹をバレル前方にのっける感じで、薬指がポイントの刻みに触れるようにしています。

このグリップは私の中では“置く”グリップです。

グリップを2種類見ていただきましたが、皆さんはどう見えました?

私と同じ表現でも、違う表現でもいいんです。

結局は個人がどうグリップしているかを端的に表す言葉は人によって認識に多少のずれがあるのであまり意味がない、と私は考えているのであまり気にしない方がいいと思います。

※2022/3/12追記

現在のグリップが大幅に変わりました。

もはやグリップ位置がバレルの前方になっているので今までのグリップと感覚が違いますが、3/12時点では”指先でつまむ”グリップになり、親指・人差し指・中指の3本でグリップして、薬指をポイントに置くことでより安定するものになりました。

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PDCプレイヤーのグリップは

もう少し他のグリップを見てみましょう。

以下のブログでPDC選手のグリップの画像が見られるのですが、そのグリップの仕方に注目してください。

マイケルスミスやギャリーアンダーソンなどは挟む以前の摩訶不思議なグリップをしていますね。笑

親指と人差し指の位置が前後していて、指の間隔が離れているのがわかると思います。

他のPDC選手もここまでではありませんが、やはり人差し指と親指の位置がずれているグリップが多いです。

彼らのグリップも私たちのグリップと同様な表現を使って説明することが難しいのがわかると思います。

ですので、あまりグリップの表現に囚われすぎるのは良くないですし、無理してそれに合わせようとしない方がいいでしょう。

グリップをバレルに合わせようとしている

これは特にトルピードや砲弾型などの短いバレルにありがちなのですが、グリップポイントが決まっていて迷うことがない、という謳い文句を聞いたことがないでしょうか?

私はグリップポイントが決まってしまうダーツはあまりいいモノだと考えていません。

確かにグリップポイントが決まっている以上、そこをグリップすれば再現性を高める上でとても便利だし、何より楽です。

しかし、最初の方に話しましたがグリップは変化していくものです。

今現時点でバレルとグリップが合っていてもいずれ合わなくなってしまう日が来ます。

そんな変化していくものに対して、同じバレルをずっと使い続けていくのはあまりにも不合理ではないでしょうか?

特にトッププレイヤーともなれば、道具に対しても細かくブラッシュアップしながら自分のパフォーマンスを最大にすることもあると思います。(もちろん、メーカーの売り上げに貢献するパターンもあるかもしれませんが)

自分の体に合わないにもかかわらず、バレルを変えずそのバレルに合わせたグリップをしようとする結果、フォームが壊れたり投げ感が大きく変わってしまったりするかもしれません。

解決策はたくさんありますが、個人的にオススメしたいのが長いストレートバレルを使うことです。

長いストレートバレルはグリップ可能な部分が他のバレルに比べて多いので、自分のグリップ位置やグリップそのものが変わった時にとても対応しやすいのが大きなメリットです。

例えば日本では鈴木未来、PDCではMichael Smithのように指の間隔がとても広いグリップができるのも長いストレートバレル故と言っていいでしょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

グリップはデリケートな部分ですが、避けては通れない話題です。

グリップが変わることで、ダーツのリリースや飛びの安定感をより高めることができるので、グリップを変化させることに挑戦する価値は十分あると思います。

最後に、この記事でお伝えしたことがあります。

この記事を読んで『グリップを変えてみよう!』と思った方は、グリップの変更はダーツを投げる上でとても大きな影響を与えることは忘れないでください。

もしもグリップ変えるならば『もう前の投げ方はできなくなる』と覚悟した上でグリップを変えてください。

最後はちょっと怖い感じになってしまいましたが、無理せず楽しくダーツをしてきましょう!!

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