以前ダーツのアレンジの考え方について記事を書きましたが、今回は具体的に「この数字のときはこう打つといい!」というものを書いていこうと思います。
念のため書いておきますが『この記事の内容はアレンジの正解の一つである』という認識のもと読み進めていただければと思います。
早速ですが、便利なダーツのアレンジを見ていきましょう!
この先の記事を読む前に
正直今回の記事の内容は『本当にダーツが好きで仕事中もダーツで頭がいっぱい』みたいな人間が大好きなコアな話になってきます。
ですので、そこまでダーツ沼にハマっていない人が読むのは正直しんどい内容になることが予想されます。
そんな方には、私が個人的に思う簡単なアレンジの意識について2つお話ししたいと思います。
・残り数字の下一桁に注目!
アレンジをする上である程度簡単にどこから狙うべきかの数字のパターンを3つ紹介します。
それは、
- 下一桁が”0, 1, 4, 7”の時は20
- 下一桁が”3, 6, 9″の時は19
- 下一桁が”2, 5, 8″の時は18
です。
稀にブルを狙うパターンがあったりしますが、原則としてこの3パターンを覚えておけば大体OKです。
上がり目を出すのに気をつけたい数字達
以前書いた記事にアレンジ表を載せているのですが、あれはあくまでも上がる時に関するアレンジです。
ダーツをしていれば、一度は『アレンジ』という言葉を聞いたことがあると思います。アレンジの話は直接的に『ダーツを投げる』ことに関して役に立つ話ではありませんが、アレンジを知っているかどうかで試合の展開を有利に運ぶことができるため、特[…]
今回この記事で紹介したいのは、アレンジの中でも『早く上がり目を出すため』のアレンジで、その中でも特に気をつけたい数字をピックアップして紹介していきます!
早速ですが、一つずつ見ていきましょう!!
301~309点
300点台前半は基本的に上がり目を出すアレンジに幅が出にくく、ワンパターンになる場合が多いのです。
その中でも特に301~309点はアレンジをする上で気をつけて欲しい数字がいくつかありますので、それぞれの数字を順番に見ていきましょう!
309点
309点は必ず19からスタートしましょう。
1本目にS19に入れてもT19に入れても次にまだ上がり目を出すチャンスを残せます。
1本目がS19であればT20を狙って170残りを目指し、T19であればそのままT19を狙います。
T19→S19であればそのまま19を狙ってしまってもいいですし、20にスイッチしても構いません。
T19→T19であれば最後はSBを狙い、170残りを目指しましょう!
309 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 | T20 | T20 | 170 | |
T19 (S19) | S19 (T19) | any | anyによる | |
T19 | T19 | SB | 170 |
308点
この数字は正直に言えばあまり残したくない数字です。
308点は1本目に18を狙うのは確定で、1本目にS18へ入れた場合は2本目からT20を狙うルートになります。
一方、1本目にT18へ入れた場合は結果的に2本目・3本目ともにトリプルに入れなくては上がり目が出ないので、若干お得感が感じられにくい数字なのです。
ですので、この数字は可能な限り残さないように事前にうまくアレンジしておきましょう。
308 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S18 | T20 | T20 | 170 | |
T18 | T18 | T20 | 134 |
306点
これは19からスタートがオススメです!
S19→T19(もしくはT19→S19)の組み合わせで76点取れれば、3本目にT20を狙って170を残すチャンスができます。
T19→T19と入った場合は、3本目にSBで上がり目が出せますので、これも覚えておきましょう!
306 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 (T19) | T19 (S19) | T20 | 170 | |
T19 | T19 | SB | 167 |
305点
この数字は多くのダーツプレイヤーが頭を悩ます数字でしょう。
スタートの選択肢は18からと20から、ブルからの3パターンがメインになるかと思いますが、もしハードダーツ初心者の方にオススメするならば18スタートを試してみてください!
この選択は非常に難しく、上がり目を出すためには最低でも135点か138点を取る必要があるのですがこの数字を出せる組み合わせは非常に少ないので、結果的に上記の3パターンのどれかからスタートせざるを得ません。
とはいえ、18スタートのメリットはS18でもまだチャンスが残ることにあります。
「必ずトリプルを入れなくてはいけない」というプレッシャーを感じにくくするためにも18スタートは効果的ですので、ハードダーツ初心者はぜひ一度18スタートをしてみてください
305 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S18 | T20 | T20 | 167 | |
T18 | T18 | T18 | 143 | |
T20 | T20 | S18 | 167 | |
SB | T20 | T20 | 160 | |
DB | SB | T20 | 170 |
303点
この数字は何もいうことなく19スタートがベストです。
特に303点は19を7本(133点)入れることで170になることから、原則19を狙い続けることでチャンスが生まれることも考えると、必ず19から投げるように練習しておきましょう!
303 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 | T19 | T19 | 170 | |
T19 | T19 | T19 | 132 |
302点
302点はSBスタート or 18スタートで分かれるところでしょう。
私としては18からスタートして2本投げて72点取ることに注力して最後に60を狙うルートが好ましいです。
理由としては、
- 狙う場所を大きく変更しなくても良い
- 許されるシングルの大きさ
の2つが主なものになります。
ブルに絶対自信のある方はブルでもOKですが、狙いやすさとしてもS18をオススメします。
302 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S18 (T18) | T18 (S18) | T20 | 170 | |
SB | T20 | T20 | 157 | |
DB | SB | T20 | 167 | |
DB | T20 | T20 | 132 |
274〜271点
次に注意したい数字は274〜271点です。
これらの数字も正直に20からスタートするとあまり美味しい状況にならない上、工夫次第ではトリプル1本で上がり目が出る可能性があるという意味で注意したい数字になります。
早速ですがそれぞれの数字とパターンを見ていきましょう!
274点
この数字はどのようなルートがベストなのか迷いましたが、個人的にSB→S19→T20で104点を狙いに行くパターンを紹介します。
1本目にSBだった場合は2本目に19を狙いS19であれば3本目にT20を、2本目にT19であれば3本目はBullを狙って上がり目を出しにいきます。
1本目にDBに入った場合は2本目以降に20を狙ってトリプルに1本以上絡めば上がり目が出るパターンを狙いに行くと良いです。
1本目に19スタートをしなかった理由としては、T19→S19の場合に上がり目を出すためには3本目を必ずトリプルを入れる必要があり、結果的にあまり美味しい状況ではなくなってしまうからです。
正直に言えばこの数字もあまり残したくない数字ではあるので、アレンジする際には気をつけてみてください。
274 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
SB | S19 | T20 | 170 | |
SB | T19 | SB or DB | 167 or 142 | |
DB | S20 (T20) | T20 (S20) | 144 |
273点
この数字も基本的には19スタートでいいと思います。
原則19を7本分入れる(133点)ことを目指して投げましょう。
本当にこれしかいうことないんか?というくらいひたすら19狙いですが、もし最初の2本でS19しか入らなかった場合はブルを狙って210残りにしておくと次に繋げやすいかもしれません。
273 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
(順不同) | S19 (T19) | T19 (S19) | T19 | 140 |
T19 | T19 | T19 | 102 |
272点
これは最初から20を狙って投げますが、2本投げた時点で4本分20に入った(80点)場合は、3本目をSBに入れることで167残りとなり、実質トリプル1本で上がり目を出せるので頭に入れておきましょう。
もしも最初の2本でT20に入った場合は、その時点で152残りとなるので思い切って180を狙っていくのもありです!
302 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S20 | T20 | SB | 167 | |
T20 | T20 | S20 | 132 | |
T20 | T20 | T20 | 92 |
271点
この数字も272点と似たパターンでスタートを19にするだけです。
19を4本(76)+SBで101点となるので170残りにすることができますし、最初の2本をT19に入れられたらその時点で157残りとなるので、最後の3本目を好きなところに入れましょう。
271 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 | T19 | SB | 170 | |
T19 | T19 | any | anyによる |
268、265、234、233、231
この記事最後の数字達は上の5つになります。
この数字達は少なくともシングル2本が許される数字ではありますが、最初の1本目によっては非常に楽な打ち回しができるので、覚えてしまいましょう!
268点
この数字は1本目を19からスタートしましょう。
『18スタートじゃないの?』と思う方もいらっしゃると思いますが、18スタートを選んだ場合1本目にT18に入ってしまうと残り2本で上がり目が出せません。
一方19スタートの場合は、4本(76点)入れて3本目をSBにすれば167残りとなる上、S19→S19であっても3本目にT20を入れれば170残りとなるのでこのパターンの方が『トリプルに1本絡めば大丈夫』という安心感が大きいです。
これらから268点は19スタートをオススメします!
268 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 | S19 | T20 | 170 | |
S19 (T19) | T19 (S19) | SB | 167 | |
T19 | T19 | any | anyによる |
265点
これは文句なく19スタートを決める人が多いです。
19を5本(95点)取れれば上がり目が出るので、積極的に19を狙いましょう!
265 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
(順不同) | S19 | S19 | T19 | 170 |
234点
この数字は20+19+SB=64で上がり目が出るので、3つのうちどれかからスタートすればいいのですが、個人的には19スタートを推したいです。
というのも、仮に狙ったナンバーの両隣に外したとしても19スタートであればそこまで大きな問題になりにくいという点がとても大きいです。
SBは入ればいいのですが、外したときどこに刺さるかで上がり目を出せるチャンスがあるかどうかが不明確になってしまうので可能であれば避けた方がいいかと思います。(その時の気分やコンディションに応じてBullに入れる自信があればそれはそれでOKです)
もし19を4本分(76点)入れることができた場合は、3本目を18に入れておくと○です。
234 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 | S20 | SB | 170 | |
T19 | S19 | S18 | 140 |
233点
この数字も19スタートをしましょう。
可能であれば3本とも19を狙うのですが、例外として1本目・2本目ともにS19だった場合のみは3本目をSBに入れてあげると170残りとなって上がり目を出せます。
233 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 | S19 | SB | 170 | |
S19 (T19) | T19 (S19) | any | anyによる | |
T19 | T19 | any | anyによる |
231点
これも234とほぼ同様でOKです。
1本目にT19に入れた場合は残りを2本を20狙いにすれば上がり目が出ますし、なんといってもこの数字はシングル・トリプルに関わらず1本目と2本目の流れを19→20で固定されているので、アレンジの面で覚えることが少なくて済むものになります。
今回は19スタートで紹介していますが、この数字に関しては20スタートでもOKです!
231 | 1本目 | 2本目 | 3本目 | 残り数字 |
S19 | S20 | SB | 167 | |
S19 | T20 | any | anyによる | |
T19 | S20 | S20 | 134 |
終わりに
今回は知っていると便利なダーツのアレンジを紹介していきました。
正直に言えば、このアレンジを知った上でダーツを投げたとしても効果を実感するのが難しいと感じる部分も大いにあるかと思います。
しかし、プレーのレベルが上がれば上がるほ1ラウンド早く上がり目を出せるかどうかはとても大事になってきます、
いきなり全部覚えようとはせずに、投げていく中で『これ前に見たことあるなぁ…?』程度で構いませんので何度も繰り返して覚えていってみてください!