プレミアリーグも残すところあと4試合でプレーオフなります。
オープン戦を含む他のPDCイベントがプレミアリーグ前後に入ってくる中、選手達も大変なスケジュールをこなしていますが、素晴らしい戦いを見せてくれています。
そんなプレミアリーグ12節の内容と結果を見ていきましょう!
ジェームズウェイドがプレミアリーグ2勝目を決める
まずはハイライトをどうそ!
初戦はプレミアリーグ内ランキング2位のマイケルヴァンガーウェンでしたが、お互い1歩も譲らずウェイドがD6を決めて最終レグを取り6−5にて勝利を収めました。
準決勝ではOoM2位のガーウィンプライスとの対戦、ウェイドはキャリアハイとなるスタッツの114.73とプライスを圧倒し6−1で決勝戦へと向かいます。
決勝はプレミアリーグで既に3勝しており、執筆時点でプレミアリーグ内ランキング1位のジョニークレイトンと対戦しました。
クレイトンが序盤リードした上、11ダーツと素晴らしいダーツを見せ5−3とリードしていましたが、そこからウェイドの反撃が始まり、最終レグまで1レグも落とさず最後はD4を決めて2勝目となりました。
ウェイドは他の選手に比べて本当に安定した成績を残し続けている素晴らしい選手ですし、この勝利を疑う人はいないでしょう。
以下、12節の結果になります。
Quarter-Finals
James Wade 6-5 Michael van Gerwen
Gerwyn Price 6-3 Joe Cullen
Michael Smith 6-2 Gary Anderson
Jonny Clayton 6-3 Peter Wright
Semi-Finals
James Wade 6-1 Gerwyn Price
Michael Smith 4-6 Jonny Clayton
Final
James Wade 6-5 Jonny Clayton
見てほしい試合
12節で見てほしい試合はやはりジェームズウェイド vs ガーウィンプライスでしょう。
まずはスタッツをご覧ください。
James Wade | Gerwyn Price | |
アベレージ | 114.73 | 99.17 |
100+ | 11 | 7 |
140+ | 8 | 5 |
180 | 1 | 2 |
最高チェックアウト | 140 | 124 |
チェックアウト率 | 85.7% | 33.3% |
チェックアウト | 6/7 | 1/3 |
アベレージの強さもそうなのですが、なんと言ってもチェックアウト率が85.7%と驚異的な数字を出しています。
チェックアウトを見ていただくとより凄さがわかると思いますが、上がり目が出て上がるまでミスが1というのは異次元の強さと言っていいでしょう。
試合展開を見てみると、ウェイドが序盤から安定して100〜140を出しておりある意味で理想の戦い方ができています。
4レグ目でプライスが124アウトしていますが、ここもあがれていなければウェイドは65残りとPriceよりも上がりやすい数字を残していたため、いかにウェイドがこの試合で強かったかがわかるかと思います。
5レグ目以降もウェイドは12ダーツ、10ダーツ、14ダーツと終始圧倒して勝利を収めています。
プライスはここ最近不調であるものの、今回に限ってはWadeが圧倒的に強かったので仕方ないかなと思います。
まだ試合は残っていますので、ぜひウェイドの3勝目を期待したいですね!
ミニニュース
今回もやっていきます。
ジェームズウェイドのキャリアハイとなる114.73
何度も紹介していますが、ウェイドの自己ベストとなる114.73という記録。
この記録は素晴らしいのですが、実はプレミアリーグ内での記録としてはベスト10に入らない数字なんです。
とても高い平均スタッツにも関わらず、これでもベスト10に入らないのはプレミアリーグのレベルの高さ故ですが、そのプレミアリーグの平均スタッツの記録を見てみましょう。
平均スタッツ | 選手名 |
123.40 | Michael van Gerwen |
119.50 | Peter Wright |
117.95 | Michael van Gerwen |
117.35 | Phil Taylor |
116.90 | Michael van Gerwen |
116.67 | Michael van Gerwen |
116.10 | Phil Taylor |
116.01 | Phil Taylor |
115.80 | Phil Taylor |
115.25 | Phil Taylor |
トップ10までの記録を3人で埋めている時点でプレミアリーグに出場する選手の強さが窺い知れますね。
この記録を作っている3人はOoMで1位になったことのある選手のみであるという点から見ても次元の違う強さがわかると思います。
特に1位の記録はプレミアリーグ内の記録でもありますが、TV放送されたダーツの大会で出た最も高い平均スタッツです。
今でもPDC公式の動画に残っており私も何回かみていますが、ガーウェンがただただ強すぎることを再確認するのにうってつけな動画ですので、興味がある方はご覧ください。
12節終了時のポイント
12節終了時点のポイントは以下の通りです。
今節の結果は前節と順位が変わらずとなっており、ウェイドが2勝してガーウェンとポイント数は同じになりましたが、優勝回数の差で3位についています。
クレイトン、ガーウェンは順位は変わらないものの準決勝まで進んだクレイトンが1歩リードして1位についています。
ギャリーアンダーソンがなかなか勝てず、という状況ですが今後少しでも挽回できるよう期待したいです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
プレミアリーグだけでなく、今後は他のPDCイベントも増えてきますので選手達は大変ですが、見る側からすれば素晴らしいダーツを見る機会が増えることになるので楽しみですね。
今後も注目したい大会についても書いていきますので是非読んでみてください。