2022プレミアリーグも10節を迎えました。
4月前半はプレイヤーズチャンピオンシップなどもあり、選手達にとっては厳しいスケジュールだったとは思いますが、今節は平均スタッツ100オーバーの試合が頻発した最も激しい試合になっています。
早速結果と内容を見ていきましょう！
James Wadeが2022プレミアリーグ初優勝！
2022プレミアリーグで通算4回目の決勝進出をしていたJames Wadeがついに10節にて優勝しました！
初戦はGary Andersonと対戦し、スタッツ100.1のチェックアウト率54.5％と素晴らしいダーツを見せ6−2で勝利しました。
準決勝ではGerwyn Priceとの対戦で、161アウトをするなど上がりの強さは初戦と変わらず6−2で勝利し決勝戦へ。
決勝戦はさらにギアを上げて、スタッツ105.48のチェックアウト率驚異の66.7％を出しJoe Cullenと接戦の末優勝を決めました。
ここ最近のプレミアリーグ内でハイパフォーマンスを維持しているのがWadeですので、やっと優勝する姿を見ることができて、私としてもとてもうれしいことです。
今後もこの調子でプレーオフまで突っ走っていってほしいです！！
以下、10節の結果となります。
Quarter-Finals
Peter Wright 4-6 Gerwyn Price
Gary Anderson 2-6 James Wade
Michael van Gerwen 5-6 Jonny Clayton
Joe Cullen 6-2 Michael Smith
Semi-Finals
Gerwyn Price 2-6 James Wade
Jonny Clayton 3-6 Joe Cullen
Final
James Wade 6-5 Joe Cullen
みてほしい試合
今回ぜひ見てほしい試合は、初戦のMichael van Gerwen vs Jonny Claytonです。
正直決勝のJames Wade vs Joe Cullenと迷いましたが、今回はこの試合を選ばせていただきました。
というのも、スタッツを見ていただければわかると思います。
| Michael van Gerwen | Jonny Clayton | |
| 平均 | 105.14 | 109.1 |
| 100+ | 18 | 17 |
| 140+ | 9 | 11 |
| 180 | 2 | 3 |
| 最高チェックアウト | 152 | 110 |
| チェックアウト率 | 38.5% | 66.7% |
| チェックアウト | 5/13 | 6/9 |
これぞ頂上決戦と言わんばかりの素晴らしいダーツを見せています。
特に最終レグに関しては、お互いに100以上削りながら上がり目が出たときに上がり切れるかという勝負になっていたのでぜひ見てほしいです！
余談ですが、Jonny Claytonはこの勝利によってここ5年間におけるvs Michael van Gerwenでの成績が9勝8敗と勝ち越しとなりました。
ミニニュース
10節で起きたちょっとしたものを紹介していきたいと思います。
Peter Wrightがコンドルアックスを使用
いろんなダーツグッズを使用して、その大会にあったセッティングで戦うスタイルのPeter Wrightですが、今節の初戦でコンドルアックスを使用していました。
動画で確認できる限りでは、Lサイズのコンドルアックスを使用しているように見えます。
以前もSimon Whitlockが使用していたりとPDCプレイヤー達も気になっている商品なのかなと思いますが、プレミアリーグというTV放送しているPDCイベントの中でも注目度の高い大会で使われていることに私個人としてもびっくりしています。
コンドルアックスが気になる方は、それについての記事も書いていますので是非読んでみてください。
Gerwyn Priceがウォークオンソングを変更
今回からGerwyn Priceのウォークオンソングが変更されました。
以前は、彼のニックネームである”The Iceman”から”ice ice baby”という曲を使用していましたが、10節目からはKaty Perry’sの”Roar”が新しいウォークオンソングとなりました。
ウォークオンソングはその選手の個性が出る部分でもありますし（Phil Taylorの”The Power”やBarneyの”Eye of the Tiger”などは有名ですよね）、今回の変更でPriceもここ最近の不調も吹っ飛ばして素晴らしいダーツを見せてくれることでしょう。
10節終了時のポイント
10節が終了したい時点でのポイントは以下の通りです。
ついにJames Wadeが10節優勝をしましたので、一気に3位に躍り出ました。
ポイント数も1位〜4位で大きな差がなくなりつつあるので、どうなっていくか楽しみですね。
おわりに
次回は4/21にスコットランドのAberdeen（アバディーン）にて開催されます。
11節目はプレミアリーグの前後にPDCイベントがない週ですので、1週間しっかり時間を取って試合に臨むことができます。
次の試合で見られるパフォーマンスに期待しつつ、ダーツを楽しんでいきましょう！
