2022 Women’s Series ステージ5~8に鈴木未来&坂口優希恵出場

昨年に続き、2022年もWomen’s Seriesが開催されました。

女性選手のみの大会はかつてのBDOが主催していたものだけで、PDCも特別枠として女性が出場する以外の大会はありませんでした。

2021年はコロナもあり参加人数が少なかったのですが、2022は参加人数が増えWomen’s Seriesもより面白くなっています。

今回はステージ5~8に日本人が2人出場しましたので、早速結果等をみていきましょう!

スポンサーリンク

ステージ5はまさかのベスト16で日本人対決

ステージ5ではベスト16にてまさかの日本人対決が行われました。

鈴木未来は初戦Barbora Hospodarskaを4−0、2回戦Lisa Ashtonを4−2、3回戦Abi Jurdを4−2と勝ち進んでおり、坂口優希恵は初戦Denise Cassidyを4−1、2回戦Maria O ‘Brienを4−3、3回戦Vicky Pruimを4−3と勝ち進みました。

ステージ5の2回戦鈴木未来vsLisa Ashton

2人とも2回戦で強敵に当たるものの見事勝利をおさめベスト16まで上がってきていますが、ステージ5内で平均スタッツ70を下回らなかった鈴木が坂口を4−0で抑え、準々決勝へ進出しました。

この日本人対決は序盤から鈴木が先行し、特に2レグ目はスタッツ107.36の14ダーツと素晴らしいダーツを決めています。

3レグ目は坂口が6ラウンド目105残りから上がるチャンスがあったものの、D20を決めれず鈴木がその隙を逃さず36を1本できっちり上がっています。

4レグ目は鈴木が安定したダーツを見せ見事勝利を収めています。

その後鈴木は準々決勝でFallon Sherrockと対戦し4−1で敗退となりました。

Sherrockの上がりの強さは健在ですね。

ステージ5はTrina Gulliverがスタッツ80.81を出して優勝しています。

ステージ6はLisa Ashtonが日本人2人を倒しながら今期Women’s Series4回目の優勝

ステージ6はAshtonが強さを見せる試合となりました。

初戦Page Sandraを4−0とホワイトウォッシュ(相手に1レグも取らせず勝つこと)からスタートし、続く2回戦Tara Deamerも4−0で勝利、3回戦は坂口優希恵との対戦で4−3とギリギリの戦いを制しました。

ベスト16でLorraine Winstanleyを4−0で倒すと、準々決勝で鈴木未来を4−3、準決勝Robyn Byrneを5−1と勝ち進み、決勝Laura Turnerを5−2で下し優勝しました。

ホワイトウォッシュを3回も達成し勝ち進んだLisa Ashtonですが、鈴木・坂口の両名との対戦では接戦となっています。

3回戦の坂口との対戦は先行キープが続きお互い譲らずという試合展開でしたが、4レグ・5レグと坂口が連続で勝ち取り1歩リードしました。

しかし、ここからAshtonの反撃が始まり6レグ目を18ダーツで取ると最終レグで大爆発します。

Ashtonは先行スタート140→140→140と好スタートを切り、最後はD12を決め13ダーツで勝負を決めました。

最終レグにこのダーツはちょっと強すぎますね…

準々決勝の鈴木との対戦は、非常にレベルの高い試合となりました。

序盤は鈴木が20ダーツで2レグ連取すると、3・4レグ目をAshtonが16ダーツで連取するというスタートで、お互いに上がりきれないと負ける状況の中勝負が進んで行きました。

5レグ目を鈴木が、6レグ目をAshtonがそれぞれ14ダーツを出し最終レグに突入。

鈴木が180スタートを決めて60→60→100と上がり目を出しましたが、Ashtonがここぞと言わんばかりに100→180→95と出し鈴木より1歩早く上がり目を出しました。

Ashtonは4ラウンド目126残りをT19→T19→D6ときっちり上がりきり、12ダーツで接戦を制しています。

スポンサーリンク

ステージ7は鈴木未来が準決勝に進出

鈴木は初戦Rachel Birdを4−1で、2回戦Chloe O’Brienを4−0、3回戦Lorraine Greenを4−0、ベスト16はAileen de Graafを4−0、準々決勝Astrid Trouwborstを4−0とホワイトウォッシュ3連続と好調を維持し、スタッツも70〜80台をキープして安定した強さで準決勝に進出しました。

準決勝はLisa Ashtonとの対戦。

削るスピードもそうですが、チェックアウト率や上がるチャンスの回数が特に差がついてしまっています。

上がるチャンスの回数で言えば、鈴木が7回に対しAshtonが14回と2倍の差がついており、試合の詳細を見てみると鈴木は上がりきれずに落としたレグが3レグと非常に勿体無い試合だったと思います。

スポンサーリンク

一方、坂口は2回戦でホワイトウォッシュをするなど勝ち進んでいたものの3回戦でJoanne Lockeに2−4と敗退しています。

上がりチャンスの回数は坂口が13回、Lockeが11回と坂口が多かったもののダブルを決めきれなかった点が勝敗の分かれ目だったでしょう。

ステージ7はAshtonが決勝まで進んだものの、Fallon Sherrockが抑え優勝しています。

ステージ8は両名ともに振るわず

ステージ8は坂口が2回戦でRhian Griffithsに、鈴木が3回戦でTrina Gulliverに負けてWomen’s Series5〜8を終了となっています。

結果として、Women’s Series OoMで鈴木は£3,050で4位(2022/5/2時点)、坂口は£250で39位タイとなっています。

今回のWomen’s SeriesではOoM上位2名が年末に行われるPDCワールドチャンピオンシップの出場、ステージ12終了時点での上位8名がWomen’sワールドマッチプレイの出場資格、2022Women’s Series終了時点の上位8名に2022 PDC Qスクール受験料免除の特典があるので、これらを獲得して世界の舞台で日本人が活躍していってほしいですね!

スポンサーリンク

おわりに

次回のWomen’s Seriesは6/25~26に開催され、この時点でOoM上位8位以内であればWomen’sワールドマッチプレイ出場資格が与えられます。

今後も少しずつ日本人選手がPDCへ挑戦していくのがとても楽しみです!

次回も日本人選手が出場する試合であれば記事を書いていこうと思います。

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!