Price3度目の優勝!Grand Slam of Darts 9日目

Grand Slam ©︎ 2021 onlinedarts.com

2021 Grand Slamが終了し、Gerwyn Priceが2019年来3度目の優勝を果たしました。

決勝で戦ったPeter Wright、準決勝で敗れてしまったJames WadeとMichael Smithの3人も本当に素晴らしいダーツを見せてくれましたが、ワールドナンバーワンの実力は伊達ではないことをダーツファン全員に知らせる結果となったでしょう。

そんな2021 Grand Slamを振り返っていきましょう!!

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Gerwyn Price優勝おめでとう!!

実は2021年でTV放送大会での優勝がなく無冠が続いていたPriceですが、開催地であるWolverhamptonとの相性がいいのかPDC史上3人目のGrand Slam3回目の優勝を飾りました。

肘の手術やコロナウイルス陽性など、いいところでトラブルに見舞われた2021年シーズンではあったものの、今回のGrand Slamでの優勝はPlayers Championship FinalsとWorld Championshipへの弾みになる素晴らしいものとなりました。

準決勝・決勝ともに相手とレグ数差を広げて、その差を維持しながらハイレベルなダーツをする戦い方でしたが、スタッツは100オーバー、ハイオフも準決勝・決勝それぞれ120・140と非常に素晴らしいダーツを見せてくれました。

特にチェックアウト率は素晴らしく、準決勝で驚異の64%という数字を叩き出しています

長いレグ数を1日2試合という日程の影響なのか、試合の途中で集中力が少し切れかけている様子も見えましたが持ち前の削りとD20・D12・D10のヒット率の高さで強敵達を圧倒しました。

試合の様子

準決勝・決勝のハイライトがそれぞれありますので、そちらをご覧ください。

まずは準決勝です。

次に決勝です。
見どころはたくさんですが、私のおすすめシーンは準決勝でのMichael Smithが96残りをS20→D19→D19で上がるシーンです。
Smithの特徴的なダーツの刺さり方とスタッキングをより素晴らしく見せられるプレーで、実に彼らしい上がり方だなと思えるシーンでした。
また、序盤はSmith優勢で試合を進められていたので決勝に進めるかと思いましたが、Wrightの粘りで24レグ目で12-12と引き分けに持ち込まれて逆転を許してしまったのも勝負の分かれ目となっているのでその辺りをチェックしてみてください!
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2021年残りの大会について

2021年の残りの大会ですが、以下の日程になっています。

11/26~28Ladbrokes Players Championship Finals
11/29William Hill World Darts Championship Tour Card Holder Qualifier
2021/12/25~2022/1/3William Hill World Darts Championship

Players Championship Finalsは2021に行われたPlayers Championshipで獲得した賞金の合計ランキングで上位64名の選手達で優勝を争う大会です。

William Hill World Darts Championship Tour Card Holder Qualifierについては詳しく分かり次第書きますが、PDC公式ホームページを見る限りではPlayers  Championshipと同じ扱いになっています。

William Hill World Darts Championshipは年末を締めるPDC最大のイベントで、この大会での優勝者が世界一強いダーツプレイヤーであると言っていいでしょう。

Phil Taylorの”16 times Champion of the World”というのも、BDO時代を含めますが基本的にこの大会の優勝回数をカウントしています。

この残り3試合が2021年残りの試合となっています。

全部見ることはできなくても、年末のWorld Championshipだけはぜひみていただきたいなと思います。

執筆時点ではまだ確認できていませんので、確認出来次第追記いたします。

おわりに

9日間と長いGrand Slamもついに終わりました。

今回の大会では、大会史上最高スタッツの記録が出たり、Fallon  Sherrockの快進撃による女性プレイヤーの台頭だったりと新たなPDCの歴史が生まれる素晴らしいものを見ることができました。

今後もレベルが上がりより面白い戦いが見られること間違い無いです!!

それと、Priceがついに今年初のメジャータイトルを獲得したわけですが、正直Michael  Smithが優勝してキャリア初のTV放送大会の優勝を見たかった気持ちがとても強いです。

あと、Dimitri Van den Berghの欠場がとても残念でした。ifを言っても意味ないことはわかっていますが、もし彼がGrand Slamに出場していればより面白い試合が見れたと思うと本当に残念です。

来年にはコロナ禍も収束し、いつも通り大会が行われることを期待しましょう!

 

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