9/17〜9/18にかけて行われたNordic Darts Masters。
ワールドカップオブダーツが終わってから1週間経たずと開催された大会ですが、この厳しい日程の中強さを見せたMichael van Gerwenが優勝を果たしました。
インタビューの中、嬉しさに泣いているGerwenを見て”あぁ、帰ってきたな”と思った方も多いかと思います。
そんなNordic Mastersを簡単に振り返ってみようと思います。
Michael van Gerwen優勝おめでとう!!
まずは
MvG優勝おめでとう、から。
初戦でワールドカップリトアニア代表のDarius Labanauskasとで6−5と辛勝だったMvg。
スタッツを見ると圧倒的にMvGが優勢でしたが、ダブルアウトでほんの少しもたついた隙をDariusがついてフルレッグまで持ち込んでいました。(Dariusがすごかったです。)
お互いにワールドカップ開けとはいえ、非常にヒヤヒヤしたゲーム展開でした。
2日目にはラトビアのMadars Razmaを10−4で下し、準決勝Jonny Claytonとの対決。
6レグ目まではお互い譲らずの展開でしたが、7レグ目からMvGが4レグ連続取得を決めたのが勝敗を分けました。
Jonnyも負けじと打っており、スタッツはMvGを上回る103.13を叩き出すもチェックアウト率と上がり目のチャンスの量でMvGが勝利を手繰り寄せた結果となりました。
決勝戦は今大会唯一の女性選手であるFallon Sherrockとの対戦になりました。
MvGとFallonは公式戦で初の対戦となる組み合わせでどのような試合になるかワクワクした方も多いかと思います。
試合展開はとても素晴らしく、12レグ目までで7−5とFallon優勢で試合を進めていましたが13レグ目からMvGが反撃を開始します。
なんとMvGは13レグ目を取ってから6レグ連続取得を決めそのまま優勝してしまったのです。
Fallonも負けじと上がり目は出すものの、MvGは削りの速さで上がるチャンスを増やし決め切る戦い方で圧倒しました。
MvG最強伝説をまた魅せてくれるのか楽しみですね。
Women’s Seriesへとても期待できるFallon
今大会でもう一つ注目すべきなのはFallon Sherrockに間違いありません。
MvGのところで少し触れていますが、Fallonは決勝の舞台に上がりました。
Gerwyn Priceとの対戦が準々決勝で行われる予定でしたが、Gerwynが肘の手術を受けることになり途中棄権となるアクシデントが発生しました。
手術の成功と今後のプレーがより良くなるようこの場でお祈り申し上げます。
準決勝で今1番注目されている若手選手のDimitri Van den Berghとの対戦を11−10の大接戦を制し、決勝へ進出しました。
なんと言っても準決勝最終レグのFallonは180スタートを決めその勢いのまま15ダーツで上がり切る完璧なダーツを魅せてくれました。
これにはDimitriもお手上げ、といった感じでした。
Fallonはおそらく9月末に開催されるWomen’s Seriesと思われますが、この調子を維持して今年こそはWorld Championshipを含む大会出場権を獲得してほしいですね。
Women’ Seriesについては以下の記事をご覧ください。
9月12日に日本を代表するダーツプレイヤーである鈴木未来がPDC Women's Series に挑戦することを自身のYouTubeチャンネルで発表しました。BDOワールドチャンピオンシップで2019・2020にて2連覇を[…]
おわりに
PDCのイベントも約半分終わりましたが、ある意味本番はこれからです。
年末に向けて大きな大会が多く開催されていきますので、ぜひ見て盛り上がりましょう!!
日本人選手が出る試合は可能な限り記事にしていきますので、そちらも是非読んでいってください。