Premier League of Darts 8節目

2022年のプレミアリーグも遂に折り返し、8節目を迎えました。

前回Joe Cullenが勝利を収めたことにより、7節分のミニトーナメントで6人の優勝者がいる状態で、まさに接戦となっています。

初戦での元スコットランド代表コンビでの試合の結末や、8節でMichael SmithかJames Wadeが初優勝を飾るのか、Michael van Gerwenが3度目の優勝を飾るのか、ワクワクなことがたくさん詰まったプレミアリーグ8節の結果と内容を早速ですが見ていきましょう！！

8節目結果

まずはハイライトから。

優勝は、Jonny Claytonでした。

2020年にGerwyn Priceとともにワールドカップを優勝して以来、2021・2022と調子の良い状態が続いているClaytonですが、確実にスーパースターの仲間入りを果たしていますね。

初戦からMichael Smithと打ち合い99.53のスタッツを出すと、準決勝では103.68、決勝では2022プレミアリーグ8節終了時点での最高スタッツとなる111.16を叩き出す素晴らしいダーツを魅せてくれました。

特に決勝戦はスタッツもさながら、試合運びも3レグ目をJames Wadeに取られはしたものの、それ以外ではWadeに上がるチャンスを許さないほど圧倒的な削りで勝利を手に入れました。

準優勝はJames Wadeでした。

ついに2022プレミアリーグで初優勝を飾れるかと思いきや、Claytonの圧倒的な強さが目立つ結果となってしまいました。

ですが、初戦のMichael van Gerwen戦を6−2と差をつけての勝利を飾り、準決勝は前節優勝したJoe Cullenも6−2と素晴らしいダーツで勝利を収めています。

特にWadeのダーツがボードへ着いた時の角度に注目です！

以下、8節の結果になります。

Quarter-Finals
Michael van Gerwen 2-6 James Wade
Joe Cullen 6-3 Gerwyn Price
Peter Wright 6-5 Gary Anderson
Jonny Clayton 6-1 Michael Smith

Semi-Finals
James Wade 6-2 Joe Cullen
Jonny Clayton 6-4 Peter Wright

Final
Jonny Clayton 6-1 James Wade

見てほしい試合

初戦のスコットランド対決と言いたいのですが、8節の中でぜひ見てほしいのは決勝戦のJonny Clayton vs James Wadeです。

まずはスタッツをご覧ください！

Claytonのスタッツについてはもう何もいう事がないほど素晴らしいです！

特に5レグ目に注目したいのですが、Claytonは140→180→140と削りの安定感とスピードが速く、トリプルへの刺さり方が枠の下側に集まっていて彼が強い時の特徴が見られました。

一方、Wadeのチェックアウト率は1/1という結果によるものであまり参考にならないのですが、それでも上がり目が出たらきっちり上がる所は流石です。

96の上がり方もS20→D18→D20とWadeのダブル2回で上がるシーンはかっこいいですね！

8節目終了時のポイント

プレミアリーグ折り返しの節目となる8節目終了時点でのポイントは以下の通りになります。

Michael van Gerwenについで2人目の2回優勝者が出ました。

今後の上位争いに期待したいですが、プレーオフまでの間は何回優勝できるかの方が選手達にとっては獲得賞金的に重要なので、一つでも多く優勝できるように頑張りたい、というのが実情ではないかと予想しています。

まだMichael SmithとJames Wadeは2022プレミアリーグで優勝できていないので、後半に期待したいです。

おわりに

次節は2022/4/7にリーズで開催されます。

組み合わせも発表されていますので、要チェックです！

Quarter-Finals
Michael Smith vs Peter Wright
Gary Anderson vs Michael van Gerwen
Joe Cullen vs Jonny Clayton
James Wade vs Gerwyn Price

4月はプレミアリーグ以外にもプレイヤーズチャンピオンシップやチャレンジツアーなどPDCイベントが盛りだくさんですので、ぜひそちらも興味があれば見てみてください！