Peter Wright(ピーター・ライト)のスローを見てみよう!

スロー分析 ©︎2018 Ilona Geven

「ダーツが上手くなりたい!」と思う人は多いと思います。

もちろんダーツの練習は必要なのですが、お手本として上手い人の投げ方などから自分の投げ方に活かせるものを選んで真似してみるのも上達への近道になったりします。

そこで、今回はPDCプレイヤー達のスロー分析を私なりにやります!

第1弾は、ピーターライトです。

ダーツが上手い人達の投げ方を参考にして自分のダーツに取り入れてみましょう!!  

スポンサーリンク

基本情報

とはいえ、「ピーターライトって誰?」という方もいらっしゃると思います。

ですので、まずはピーターライトの基本情報をチェックしておきましょう。

名前Peter Wright
生年月日1970/3/10(52歳)
身長176cm
ニックネームSneakbite
ダーツRed Dragon 22g
ウォークオンソング“Don’t stop the party” by Pitbull

今回のスロー分析第1弾として彼を選んだ理由が、私が調べた限り身長が176cmと日本人の身長として比較的近い現役で活躍している選手だからです。

身長180cm以上のPDCプレイヤーが第一線で活躍していることが多いので、自分にあってるものを取り入れようと真似してもなかなか難しいところがたくさんあるのですが、ピーターは体格的に日本人向けのお手本として最適でしょう。

もちろんフィルテイラーも身長が173cmとより日本人男性の平均身長(約170cm)に近いのですが、彼の場合は多くの方が投げ方を分析していると思いますので、そちらは検索して他の方の記事を読んでみてください。

ダーツも比較的軽い部類である22gで、基本ストレートバレルを使用しています。

しかし彼は試合に応じてダーツを変更していることが多く、バレルの形状や重さに関しては参考にしづらい選手です。

入場曲に関しては今回のスロー分析に関係ないので特に覚える必要はないのですが、PDC選手の入場曲の中で最も盛り上がる曲でもありますので、気になる方は是非聞いてみてください!

スロー分析

さらっとピーターの基本情報をサクッとみたところで、早速スローの分析をしていきます。

スポンサーリンク

グリップ

まずはピーターのグリップから見ていきましょう!

親指・人差し指・中指の3本を使用して、バレルの真ん中〜やや後方をグリップしています。

基本的に薬指をポイントにかけていますが、現在確認できる範囲内で稀に薬指がポイントにかかっていないこともありました。

多くのプレイヤーはバレルに対して親指が斜めor平行にグリップしていることが多いのですが、彼のグリップの特徴として親指がバレルに対してほぼ垂直になっていることが挙げられます。

このグリップによって、指からダーツが離れやすくなっているのではないかと推測してますが、現時点ではこの親指とバレルの向きに関してわかっていないので、研究次第改めて書きます。

ピーターのデビュー当時のグリップは今のものとだいぶ違い、今のグリップと比較してみると「なんだこれ?」と思うほどの変化をしています。

彼のデビュー当時の動画もYouTubeにありますので、気になる方は是非検索してみてください。

立ち姿

次に立ち姿です。

いわゆるクローズドスタンスで、あまり前のめりにならず、首元から右足に1本軸が通っているような立ち方で、右足の位置を決め軸を作ったのちに左足を後ろに伸ばしながら位置につけています。

足の幅はそこまで大きくとっておらず、あくまでも自然に開いた時の位置になっており、左足はほぼ体の後ろに位置しています。

左手を腹の前に手を持ってきており2本目・3本目をすぐに持っていけるような位置につけています。

しかし、2本目・3本目のダーツを取るときは右手で次のダーツを取りに行こうとしつつ左手もダーツを取りやすいよう動かしていて、この動作は私もよくやることなのですが、お腹が出ていると右手のみでダーツを取りに行きづらいので自然と動いてしまうのです。

PDCトップランカーのほとんどはお腹が出ているので、2本目・3本目のダーツを取る時の左手の動きにちょっと注目してみるのも面白いと思います。

次に前から見たスタンスを見てみましょう。

オキに対して足がほぼ真横を向いており、右足の小指の付け根あたりがちょうど真ん中の位置に来るように立っていますね。

頭の位置が若干右寄りの位置にあり、スロー自体も右から斜めにダーツが飛び狙っている場所へ飛んでいきます。

スタンスへの入り方ですが、まず左足に体重が乗っている状態で右足の位置を決めます。

次に右足の位置が決まったら右足に体重を移動させ、その流れで左足のつま先でバランスを取るという流れでスタンスを決めていますね。

スポンサーリンク

スロー

次にスローについてみてみましょう。

最も知りたい内容の部分だと思いますので、少し細かく分けて見ていこうと思います。

セットアップ

ピーターは投げる際にセットアップを行います。

立ち方のところでもみられますが、戻って見るのも大変なのでもう一度使います。

ちょうどダーツが目の高さと同じ位置に構えていますね。

フィルテイラーも目より若干上の位置でセットアップしますし、ダーツのワールドカップドイツ代表のマーティンシンドラーは眉より上の位置でセットアップします。

背の高さがPDCの平均よりも低い選手達は他の選手に比べてセットアップの位置が高くなる傾向がありそうです。

また、セットアップ時はダーツの向いている角度が下向きになっているのですが、これは直感に反した印象を受ける人が多いのではないでしょうか?

初めは矢の先が下を向いていますが、テイクバックした時に矢が上に向くので投げた時にはしっかり矢が飛んでいきます。

肘の位置

セットアップしてからテイクバックをするときには肘の高さはほぼ変わらず、切り返しからリリースする間にだんだん肘が上がっていきます。

特に注目したいのが、テイクバックの最下点からリリース開始の際に1番最初に動きが見られるのが肘である点です。

再生ボタンを押すと、ピーターがブルへ投げるシーンが始まります。

意識的に動かそうとしているわけではなく、リリース開始のための初動として肘から動き始めることが彼にとって1番スムーズに腕を動かすポイントになっていると思われます。

スポンサーリンク

リリース・フォロースルー

ピーターはセットアップをした状態から自然に腕を倒し、流れのままダーツを投げ始めます。

ピーターのスローは切り返しのタイミングでタメはほぼ見られず、セットアップからダーツを1本投げ終えるまでスムーズに腕や手が動いていて、この投げ方に憧れる人も少なくないのではないでしょうか。

彼のフォロースルーについてですが、若干フィルテイラーのように手の形がチョキのような形で終わることが多いです。

引用:
https://youtu.be/7XNjRHjIEZ8

彼はフィルをとても尊敬しており、実際に彼のダーツとほぼ同じものを自分モデルのバレルとして使用したりしているほどですので、もしかしたらフィルの投げ方を参考にしているかもしれません。

おわりに

いかがだったでしょうか?

PDCプレイヤー達のスローから、何か少しでも自分のダーツのレベル向上に役に立っていれば良いなと思います。

今後も色々なプレイヤー達の分析を行っていきたいと思っていますので、もし興味があれば読んでみてください!!

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!