PDCワールドカップオブダーツ2021 4日目

  • 2021/09/13(月)
  • 2022/06/24(金)
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PDCワールドカップ2021が終了しました。

4日間という短い期間でしたが、非常に盛り上がった大会でしたね。

結果が気になる方が多いと思うので、早速ですが見ていきましょう。

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4日目の結果

4日目の結果はこちらです

見事スコットランドが優勝しました。
2019年にPeter WrightとGary Andersonが優勝を飾ってから実に2年ぶりの優勝となります。

また、John HendersonはPDCサーキットに参戦して初のタイトル獲得となりました。
2011年から苦節10年越しの初タイトルで、試合後のインタビューも実に嬉しそうでした。

順位は以下になります。
優勝:スコットランド
準優勝:オーストリア
ベスト4:イングランド・ウェールズ
ベスト8:オーストラリア・ドイツ・オランダ・北アイルランド
(アルファベット順)

オーストリアも国として最高の2位に

スコットランドと決勝を戦ったオーストリアですが、ワールドカップでは自国における最高記録の2位となりました。

Mensur Suljovicは2010年から1度も欠場することなくワールドカップに出場している4人の中の一人で、インタビューでは

“It’s a brilliant feeling,” said Suljovic. “I’m so happy I’m back.

“After three months out I said I would give my best but asked Rowby to help me. I’m so happy to be in the final with my best friend.”

引用:Super Scotland win Cazoo World Cup of Darts pdc.tv

と喜びを伝えています。

もう一人のオーストリア代表のRowby-John Rodriguezも素晴らしいダーツを大会中に魅せてくれました。
大会期間中のシングルスアベレージが102.13で全体6位(準決勝対イングランド戦にて)と高水準のスタッツです。
また驚きなのが、私が調べた限りでPDCツアーカードを保持していない状態での出場した選手の中で最高の順位となった選手であるのもすごいですよね。

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4日目の試合の内容

ハイライトをまずは見てください。

    

ガーニーの表情から悔しさが伝わってくるサムネですね…

北アイルランドvsオーストリアも素晴らしい試合でしたが、今回は決勝のスコットランドvsオーストリアを見ていきましょう。

第1試合はMensur SuljovicとJohn Hendersonの戦いです。
スタッツを見るとSuljovicは89.84、Hendersonは87.93といい勝負になっています。
しかし、上がるチャンスの回数に大きな差がありSuljovicは13回に対しHendersonはわずか1回しかないという結果でした。

試合展開も1レグ目〜3レグ目はお互いに先行キープをし、Hendersonが2レグ目は180→140→140と素晴らしいダーツを魅せると、3レグ目にはSulojovicが160を上がり強さを見せつけました。
しかし4レグ目にSuljovicがブレイクしたことが勝敗をわけ、5レグ目はSulojicが先行キープして4−1で勝利となりました。

第2試合はRowby-John RodriguezとPeter Wrightです。
一言で表すならば、現在PDCランキング2位の実力を見せつける試合となりました。
スタッツを見るとRodriguezが78.12に対しWrightは98.09と圧倒し、100+・140+の回数もRodriguezが各5回・1回に対しWrightは12回・9回となっています。
上がるチャンスもRodriguezが3回しかミスしていないにも関わらず、Wrightがその隙を許しませんでした。

試合展開は3レグ目まで先行キープをしていたが、4レグ目にWrightがブレイクしそのまま5レグ目をキープして4−1での勝利となりました。

第3試合はダブルスとなり、オーストリアが3−0とリードしましたが、4レグ目からスコットランドの反撃が始まりました。
上がりでのミスが少し目立つようになりながらもペアで危機を乗り越えながら最後はHendersonがをD20を決めスコットランドの勝利となりました。

決勝は第1試合と第2試合の結果が1−1の場合はダブルスとシングルスを行い、先に3勝した方が優勝となるフォーマットになるという今大会の中でも特殊なフォーマットになります。

第4試合はチームのキャプテン同士の対決となりました。
スタッツ上はWrightが98.77、Suljovicが83.07と大きく差がつき、100+・140+・180の回数もWrightが圧倒しているものの、チェックアウト率がSulojovicが高くチャンスを逃さない試合運びを見せてくれました。

試合展開は1レグ・2レグ目はWrightがとり、そこから5レグ目までお互いにブレイクを続け3−2となります。
6レグ目を取らなければならないSuljovicが38点を上がりきって3−3まで持っていきましたが、最終レグはWrightが135→100→96→121→49と削りの速さでSuljvicを圧倒し優勝を決めました。

おわりに

2021年のPDCワールドカップはスコットランド優勝で終了しました。

日本もアクシデントがある中ベスト16まで進み、世界で戦えることを証明できた試合内容だったと思います。

コロナ禍での開催となりましたが、選手だけでなく運営の方々・サポーター達のおかげで素晴らしい大会になりました。感謝しかありません。
来年もまた開催されると思いますので、更なる日本の活躍を願いつつダーツのレベルアップをしていきましょう。

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