プレミアリーグも残すところ4試合(プレーオフ含む)となりました。
スコットランドのグラスゴーで行われた13節ですが、初戦からピーターライト vs ギャリーアンダーソンの地元対決があり13節が始まる前に注目となっていた試合です。
その結果も含めて、早速13節の結果と内容を見ていきましょう!
Jonny Claytonが4勝目を挙げ、プレーオフ進出決定!
プレミアリーグ13節はジョニークレイトンが優勝し、4勝目を挙げました。
前節にて自己ベスト114.73を叩き出したジェームズウェイドとの初戦をスタッツ101.29・チェックアウト率45.5%と追随を許さない削りのスピードと上りの強さで6-2と圧勝。
準決勝をギャリーアンダーソンと対戦し7回の140+、3回の180と素晴らしいダーツを見せ6−4で勝利し決勝進出を決めました。
決勝は2022プレミアリーグ3勝を挙げクレイトンと1位争いをしているマイケルヴァンガーウェンとの対決。
お互いに削るもののガーウェンがダブルを決めきれなかった隙を逃さず、チェックアウト率50%と決勝の舞台でも強さを見せつけてクレイトンが見事優勝を果たしました。
また、この勝利によってクレイトンは6/13に開催されるプレーオフへの進出が決定しています。
11節の時と同様、2022プレミアリーグを複数回優勝している選手同士の決勝となりましたがやはり何度見てもプレミアリーグの選手達はハイクオリティなプレーを見せてくれます。
今後もプレーオフをかけた試合が続きますので、注目していきましょう。
以下、13節の結果となります。
Quarter-Finals
Peter Wright 2-6 Gary Anderson
Jonny Clayton 6-2 James Wade
Gerwyn Price 3-6 Michael Smith
Michael van Gerwen 6-5 Joe Cullen
Semi-Finals
Gary Anderson 4-6 Jonny Clayton
Michael Smith 5-6 Michael van Gerwen
Final
Jonny Clayton 6-3 Michael van Gerwen
見てほしい試合
今回見てほしい試合は、初戦のピーターライト vs ギャリーアンダーソンです。
スコットランド対決というのもありますが、ライトにとっては一つでも勝利してプレーオフ進出を確実にしたい試合でもありました。
早速スタッツを見てみると、
Peter Wright | Gary Anderson | |
アベレージ | 87.1 | 97.21 |
100+ | 13 | 12 |
140+ | 4 | 5 |
180 | 1 | 2 |
最高チェックアウト | 116 | 110 |
チェックアウト率 | 50.0% | 66.7% |
チェックアウト | 2/4 | 6/9 |
ライトが全体的アンダーソンよりも打てていないのは明らかですが、今回注目したいのは試合の中での140+と180の出るタイミングについてです。
もちろん勝つためには140+や180は多く出るほど上がりのチャンスも増えるためいいことなのですが、今回の試合でアンダーソンがこれらを出したタイミングが秀逸でした。
まずは180について。
アンダーソンが180を出したタイミングは、1回目が7レグ目の3ラウンド目でした。
お互いにハイペースで削っていたものの、ライトが3ラウンド目を43と失速したタイミングでアンダーソンが180を出し、さらに140残りの上がり目を出しています。
この時点で2−4とライトが追い上げなくてはいけない中で、アンダーソンが上がり目を出しているのは相当なプレッシャーがかかっていたのではないでしょうか?
その後ライトは59→60とキープしたもののアンダーソンの勢いを止めることができず、7レグ目を落としてしまいました。
アンダーソン2回の180は8レグ目。
これも7レグ目と同様にアンダーソンがライトにとどめを指すかのように3ラウンド目で180を出しています。
さらに4ラウンド目も140を出し40残りにして5ラウンド目で10→D10と勝利を収めています。
勝ち切れるタイミングでしっかり勝利への流れを持っていったアンダーソンが強い試合でしたね。
アンダーソンの調子は低空飛行となっていますが、今後また上昇していくことを期待したいです。
ミニニュース
今回もミニニュースをやっていこうと思います。
ギャリーアンダーソンのバレル
まずはこちらをご覧ください。
アンダーソンは自身のモデルでPhase2として販売しているダーツを使用していました。
ほとんどがPhase3かそれに類似したストレートでカットがダブルリングになっているダーツを使用しているので、このダーツを使用しているのは非常に珍しいです。
調子が崩れた時にバレルを変えたりしている選手は多いので、今後も試合を見るときに注目してみてください!
13節終了時のポイント
13節終了時点のポイントは以下の通りです。
前段でも話していますが、クレイトンは2022プレミアリーグ4勝目となりポイント的にプレーオフ進出が決定しています。
2位以下はまだプレーオフ進出が確定していないので、残り3試合の中で誰がプレーオフへ進出できるのか注目していきましょう。
おわりに
次回14節は5/12にシェフィールドで開催されます。
オープン戦やプレイヤーズチャンピオンシップ、デベロップメントツアーなどPDCイベント盛りだくさんの週を迎えての開催となりますが、プレミアリーグに出場している選手達は大変なスケジュールの中でもきっちり素晴らしいダーツを見せてくれると思います。
皆さんも来週のプレミアリーグを楽しみにダーツを楽しんでいきましょう!