2022 Premier League of Darts 6節目

2022プレミアリーグ６節目となります。

4節・5節を優勝したMichael van Gerwenが3勝目を目指して奮闘するか、German Darts Championshipを背中の怪我により出場を見送ったPeter Wrightが、2022プレミアリーグ1位に返り咲くのかが期待された今節の内容と結果を見ていきましょう！！

6節目結果

まずはハイライトをどうぞ！

プレミアリーグ6節目優勝はGary Andersonでした。

ついにAndersonが優勝を決めました！おめでとう！！

2020-21のWorld Championshipで決勝戦に出場して以来、TV放送されている大会でまだ決勝の舞台で姿を見せることができなかったAndersonでしたが、やっと優勝する姿を見ることができました。

Anderson自身も、”プラクティスボードでは全てうまくいっているのに、いざステージに立つと全てがうまくいかなくなってしまう。これは私自身が解決しなくてはいけないことだね”と話していることからも、ここ最近の調子の悪さに苦しんでいるようでした。

今回の優勝で弾みをつけて今後のPDCイベントで活躍する姿を見たいですね。

準優勝はAndersonの弟子、Michael Smithでした。

5節でも初戦で師弟対決となり、Smithが6−1と師匠を圧倒する結果でしたが、今節は決勝の舞台で師弟対決という胸熱な展開となりました。

James Wadeに6−1、Gerwyn Priceに6−4と順調に強敵を倒しての決勝進出を決めましたが、優勝はお預けとなってしまいました。（いつになったらMichael SmithはTV放送で優勝できるのだろうか？）

絶対優勝できる実力はあるので、これからに期待したいですね。

以下、6節の結果となります。

見てほしい試合

今回のぜひ見てほしい試合は、初戦のPeter Wright vs Joe Cullenです。

正直に言えば、決勝戦のGary Anderson vs Michael Smithもいい試合で見てほしい試合ではあるのですが、この試合を選びました。

まずはスタッツ等を見てみましょう。

決定的な差があるわけでもなく、彼らからすれば特段レベルが高い試合でもないのですが、
その中で見るべきポイントがあります。

それは、

自分の調子が良くない時に勝つ

を実践している点です。

試合展開を見ても、”取るところは確実に取る”を徹底した内容に見えます。

1〜3レグ目まではお互いにブレイクして均衡を保っていましたが、4レグ目のWright先行キープによって一歩リードしました。

そこからまたシーソーゲームが始まり、最終的にCullenは最後まで追いつく事ができずWrightが勝利しました。

お互いベストコンディションではなかったと思いますが、その中でもどのように勝ち切るのか、ということを学べる素晴らしい試合だったと思います。

6節目終了時点でのポイント

6節目終了時点でのポイントは以下の通りになりました。

まずはGary Andersonが１勝したことで、最下位から脱出する事が出来ました。

1位の座も２勝を挙げているMichael van Gerwenがキープをしており、コンスタントに少なくとも準決勝まで上がり続けているPeter Wrightが2位、その下にウェールズコンビとなっています。

もうそろそろ折り返しとなるプレミアリーグですが、可能な限り優勝を積み重ねてプレーオフに臨みたいところでしょう。

おわりに

ついにFlying Scotsmanがプレミアリーグのテーブルの底から上昇しました。

正直に言えば今回のプレミアリーグには審判の日はないので誰が脱落してしまうのか、というドキドキ感はないのですが、それでも世界最高レベルの選手達の試合が毎週見られるというのはとても貴重ですので、今後もしっかり見ていきましょう！！