2021年は日本でハードダーツを投げるorハードダーツの試合を見る機会が増えてきています。
中にはこれをきっかけに『ハードダーツを始めようかな?』と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、ダーツを買うにしてもたくさん種類があるので選ぶのが大変だと思いますので、今回はハードダーツの重さについてと、自分に合うダーツの重さの選び方のポイントの2つの点からどのダーツを買えばいいかを紹介したいと思います。
ハードダーツの重さ
『ダーツを買おう!』と思った時に、よく気にするのは
- バレルの長さ
- バレルの重さ
- バレルの太さ
- バレルのカット
などの要素になると思いますが、ハードダーツとソフトダーツの決定的に違う点がバレルの重さです。
バレルの重さは特にハードダーツの長さや太さに関係するので、実はダーツを購入する際に気をつけなくてはいけないポイントになります。
一般的にダーツの重さというと基本はバレル単体の重さを表していますが、メーカーによってはフライト、シャフトを含んだセッティング重量の場合もあります。
バレルの重さは20g〜26gが一般的に販売されていて、大きく分けると
軽い | 〜22g |
中間 | 23,24g |
重い | 25,26g〜 |
に分かれています。
軽いダーツを使っている選手の例を挙げると、ジェームズ・ウェイドが20g、ディミトリ・ヴァンデンバーグが22g、レイトン・ベネットが18gを使用しています。
All ready and set for today looking forward to it pic.twitter.com/bn52fiuSfg
— Leighton bennett🎯🎯 (@L8tonbennett) April 27, 2020
ここ最近のPDCを見てみると、22g以下の重さのダーツを使用するプレイヤーが増えてきており、今後も使用者が増加していくと私は想像しています。
次に中間の重さのダーツを使用している選手達はマイケル・ヴァンガーウェン、ギャリー・アンダーソンが23g、Gerwyn Priceが24gなど世界チャンピオンになったことのある錚々たるメンバーが使用しています。
おそらく世界中のハードダーツプレイヤーが使用しているダーツの重さの中で、1番人気にのある重さになっています。
最後に重いダーツを使用している選手ですが、1番有名なのがダーツをしていれば一度は名前を聞いたことがあるフィル・テイラーや、近年活躍が目覚ましいネイサン・アスピナルが26gのダーツを使用しています。
そのほかにも32gと相当重いダーツや、逆に12gと言った軽いダーツを使う人もいるのですが、この3種類が基本と考えていただければOKです!
選ぶ時のポイント
バレルの重さについてサクッと知識を得て早速、どの重さのダーツがいいかを選ぶポイントを紹介していきましょう!
- 投げる頻度で重さを決めたほうがいい
- ソフトダーツ経験者は軽いダーツから始めたほうがいい
- 初心者は重いダーツから始めてみよう
です。
「こんなんでいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、特に1・2に関しては私がイギリスに滞在中、ダーツショップで店員さんが私が私が試投している様子を見ながら話してくれたことです。
3に関しては、試投も含めて100種類近くダーツを投げて自分にあったものを探してきた私の経験から導き出したものになります。
早速一つずつ理由を話していきましょう。
投げる頻度で重さを決めたほうがいい
これを最初に聞いた時は『そんな決め方でいいのか?』と思いましたが、腕へのダメージを考えると投げる頻度によって使うダーツの重さを選ぶといいという話でした。
具体的には毎日なら軽いダーツ、週3〜4なら中間、週1〜2なら重いダーツといった配分で選ぶと良い、とのことでした。(ロンドンで買った当時の私はほぼ毎日投げているにもかかわらず無視して25gのダーツを買いましたが、結局そのダーツは人にあげてしまいました…)
このことをハードダーツを購入する際に頭の片隅に置いておきましょう。
ソフトダーツ経験者は軽いダーツから始めたほうがいい
ソフトダーツ経験者はとりあえず今使っているダーツに近いものでいいと思います。
近年ソフトダーツも20gを超える重さのものが増えてきていますが、それを踏まえても軽いダーツから、どんなに重くても23gまでの重さのダーツを選んでおきましょう。
今使用しているソフトダーツと重さに差がありすぎるのは、投げ感が崩れてしまう可能性がとても高いです。
『ハードダーツとソフトダーツは別競技』と認識した上で、きちんと投げ分ける事ができたり、ハードダーツに慣れていった後に重いダーツを購入することはいいと思いますが、ソフトダーツを既に始めている方は軽めのダーツを購入してから自分に合うよう重さを調整した方が無難でしょう。
初心者は重いダーツから始めてみよう
日本では珍しいと思いますが『ダーツ自体初めてです』という方がいらっしゃれば、ハードダーツは重いダーツから選んで徐々に軽いダーツにしていく方がいいでしょう。
と言うのも、最初は重いダーツの方が簡単に飛んでいってくれるのと、軽いダーツ→重いダーツよりも重いダーツ→軽いダーツに変えていく方が筋肉への負担としても慣れやすいからです。
日本ではハードダーツの試投ができるショップがありますし、もしそのようなダーツショップが近くにあるのであれば、是非一度試投しておくことをオススメします!
試投して買う時のワンポイントアドバイスとして、自分の感覚的に少し重たいなと思うダーツを購入してみてください。
おわりに
いかがだったでしょうか?
これからハードダーツを始める人にも、ハードダーツをどれにしようか迷っている方にも購入する際に少しでも参考になればと思い書いてみました。
これが全て、という訳ではありません。ほかにもいろんな選び方があると思いますが、選ぶときの判断基準の一つとして記憶の片隅に留めておいていただければと思います。