Grand Slam of Darts 7&8日目

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Grand Slam準々決勝戦が行われました。

2回戦ではFirst to 10 legsだった試合も、準々決勝からはFirst to 16 legsと勝利に必要なレグ数も増え、選手達はスタッツの高さだけでなく試合の流れを自分のペースに持っていくことも重要になってきます。

2回戦までとは一味違うGrand Slamとなり、面白くなってくる試合の結果を早速見ていきましょう!!

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準々決勝の結果は

準々決勝の結果は以下の通りになりました。

まずは7日目の結果からです。

James Wadeと Rob Crossの対決はWadeの勝利となりました。

両者ともに近年成績が振るわず低空飛行気味な状態が続いていますが、ついにGrand Slamで復活しました。

Wadeの150ハイオフで60→60→D15と躊躇なくいったのがこの試合のベストシーンだったと思います。

Crossも12-8と4レグ差つけられてから13-12まで持っていくことができましたが、流れをひっくり返すまでには至らず16-14となりました。

Wales対決はGerwyn Priceが制しました。

2021年に入ってからメジャータイトルで4回もこの組み合わせで戦っている2人ですが、Grand SlamではOoM1位の実力を見せつけました。

序盤はPriceが先行し5-1としますが、そこからClaytonの猛追が始まり6-6まで追いつきました。

そこからはシーソーゲームが続き、25レグ目をPriceが取るとそこから1レグもClaytonに取らせず16-12と勝ち切りました。

Priceが1度もClaytonに先行させなかった点が勝利に近づいた要因と言っていいでしょう。

続いて8日目の結果です。

Michael van GerwenとMichael SmithはSmithが勝利を得ました。

序盤からSmithは5レグの中で5回も180を出し最高のスタートダッシュを決め5-0とGerwenを突き放します。

しかし、Gerwenは後から追い上げて流れを自分に持っていくのが非常に上手い選手で11レグ終了の時点で6-5とSmithに1レグ差まで追いつきます。

それでもSmithは順調にレグを取り、Gerwenに先行を許すことなくTV放送大会での初優勝へ望みをつなぎました。

Peter WrightとFallon Sherrockの戦いは16-13でWrightが勝利し、Sherrockは女性プレイヤー初ののベスト4ならずとなりました。

初めからブレイク合戦となると思いきや、3レグ目からWrightが5連続でレグを取り5-3とSherrockからリードします。

そこからSherrockも逆転を狙い13レグ目終了時点で7-6と迫り、14レグ目も180→41→140→100と追いつこうとしましたが、彼女の上がりミスでできたチャンスをWrightは逃さず14レグ目をD5で上がりました。

後半は試合の流れがWrightに傾き最後は115をきっちり3本で仕留め、Wrightが準決勝進出となりました。

準決勝、決勝の組み合わせ

準決勝、決勝の組み合わせは以下になります。

Gerwyn Price vs James Wade

Michael Smith vs Peter Wright

Gerwyn Price / James Wade vs Michael Smith / Peter Wright

もう誰が勝っても本当におかしくない、素晴らしい選手達が残りました。

Priceが2019年以来の3回目の優勝を飾るか、Grand Slam初優勝を狙うWade・Wright・Smithの3人か、とても楽しみですね。

私としては、ここまできたらぜひMichael Smithに初タイトルを獲得してほしいなと思いますが(Clayton優勝すると思っていました…)、皆さんの優勝予想はいかがでしょうか?

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今回のピックアップ試合

今回ピックアップするのは、Michael van Gerwen vs Michael Smithの試合です。

ハイライト前半の試合です。

この試合はGerwenとSmithの試合のスピード感が気持ち良く、また100+や140+、180も非常に多く出ているのが特徴です。

また、20レグ目にてGerwenが170アウトを達成しているのも見どころの一つです。

補足的ではありますが、基本的にコーラーの皆さんは選手をファーストネームで呼びますが、同じ名前の場合は先行がどちらかを伝えるときにフルネームでコールしているので少し気にしながら見てみるのも面白いと思います。

おわりに

ついに準々決勝が終わり、Grand Slamも残すところ準決勝と決勝のみとなりました。

約1週間にわたって行われた大会も終わりが近づくともう終わってしまうのか、と時間の流れの速さを感じずにいられません。

Grand Slamが終わると約1週間後にPlayers Championship Finalsが、12月にはWorld Darts Championshipが行われます。

2021年ももうすぐ終わりますが、最後までダーツを楽しんでいきましょう!!!!

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