ダーツのグリップはペンを持つように?を考えてみる

ダーツをしている中で色々と迷ったり悩んだりするところがあると思います。
その中でも特に多いのがグリップですよね。

プロ選手含めグリップに関する様々な情報があふれている中、私が気になることが一つありました。

それは、”ダーツのグリップはペンを持つように”という表現をしている動画やサイトが多いことでした。

本当にペンを持つようにダーツを持っているのか、またそのようなグリップをして投げることができるのか考えてみたいと思います。

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有名選手のダーツのグリップはペン持ちなのか

早速ですが次の動画をご覧ください。
この動画ではFallon Sherrockがダーツを投げるときの基本的なことを教えてくれますが、やはりペンを握るという表現を使っています。

しかし、実際の彼女のグリップはこうです

©︎2009-2001 DYNASTYJAPAN

どうみてもこの握り方では文字を書いたりするのは難しいですよね。

誰もが知る世界チャンピオンのPhil Taylorも同じようにペン持ちとダーツのグリップは全くと言っていいほど違います。

引用:https://twitter.com/TargetDarts?s=20

 

これで何かを書くのは難しい

比べるまでもなくペンの持ち方とダーツのグリップが違うことがわかると思います。

他にも以前Japanese guy TVさんの動画でPDCプレイヤーにサインをもらっているのがありますが、彼らのペンの持ち方とグリップは明らかに違いますよね?

ダーツのグリップはペン持ちではないのがわかっていただけたかと思います。

ペン持ちはダメなのか?

ペン持ちとダーツのグリップが違う選手が多いからといって、ペン持ちはよくないグリップなのでしょうか?

結論から言えば、ダメではありません。
というのも、実際にペン持ち(もしくはそれに近いグリップ)で活躍している選手がいるからです。

実際の例を2つ挙げます。

①Dave Chisnall

彼のグリップはペン持ちに近いグリップと言えます。
それでいて、180を量産する爆発力を兼ね備えた選手ですよね。

©︎ 2019 Sven Mandel

個人的な話ですが、HarrowsのダーツもTargetのダーツもとても投げやすいストレートバレルなので投げる機会があれば試してみてください!!(Targetは廃盤になってるので購入できるタイミングがあればまとめ買いした方がいいかもしれません…)

②Ricky Evans

PDC史上最も投げるリズムが速い選手といってもいいでしょう。
対Simon Whitlock戦は有名だと思います。

そんな彼の実際のグリップを見てみましょう。

引用:https://twitter.com/goodevans180?s=20

彼のグリップはまさしくペン持ちといっていいでしょう。

あのスピードで投げることが出来るのも、もしかするとグリップのおかげなのかもしれません。

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おまけ グリップの説明の時のよくある文言

グリップの説明で必ずといっていいほど聞くのが、“comfortable”です。

今回の場合は心地よく、とか楽な、のようなニュアンスで受け取る言葉ですね。

このワードはグリップにおいて最も重要視されているところです。

よくありがちなのが「この選手のようにグリップする」パターンですが、手や腕に力みがある場合はそのグリップはやめておいた方がいいです。

あくまでも自分にとってイイカンジなグリップを目指しましょう。

おわりに

私としてはペン持ちであろうとそうでなかろうと、思うようにダーツを飛ばすことができるのであればなんでもいいと思っています。

しかし、グリップの仕方に関しては初めからペンを持つように握る説明をあまりお勧めしたくありません。

様々なグリップの仕方の中の一つとして教えた上で、どの持ち方が1番しっくりくるかを選択させる方法が決め方として良いと思っています。

教え魔にならないよう気をつけつつ、ダーツを楽しんでいきましょう!!

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