ハードボードのメンテナンス方法

  • 2022/11/21(月)
  • 2022/12/10(土)
  • その他
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ダーツに夢中になっていると、あれもこれもと色々道具を用意したくなりますよね?

その中でも『家でも投げたい…!』と思う人は、ボードを家に設置すると思います。

ハードボードはソフトボードに比べて、ダーツを家で投げても比較的静かなので外ではソフトを投げている人も、家に設置するのはハードボードというパターンはあるあるです。笑

このように家でハードダーツを楽しむ人達の中でも、『どうやったら長くハードボードを使えるの?』という疑問を持っている人が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はその疑問に答えるべく、ダーツボードのメンテナンス方法について紹介していきます!

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ダーツボードの素材、サイザル麻とは?

メンテナンスについて知る前に、まずはダーツボードが何でできているのかを見ておきましょう。

ダーツボードのメイン素材はサイザル麻と呼ばれる天然素材です。

これがサイザル麻

サイザル麻はとても丈夫な素材で、ダーツボード以外にもロープや床材に使用されたりします。

『麻』と名前がついていますが種目としてはリュウゼツランの仲間で、よく知る近いものだとテキーラの材料であるアガベの仲間です。(こんなところでシナジーを見せなくてもいいのに…)

そんなサイザル麻をブロック状に圧縮して作られるダーツボードですが、もちろん使えば使うほど消耗していくことには違いありません。

ですので、その消耗を最低限に抑えてダーツボードを最大限に使うためのメンテナンス方法を次で紹介していきます!

ダーツボードのメンテナンス方法

早速ですが、ダーツボードのメンテナンス方法を紹介します。

それは、

  • ダーツボードを定期的に回す
  • ダーツボードを湿らせない
  • 太陽や照明の光に当てすぎない
  • ダーツのポイントもメンテナンスを
  • ダーツをボードから抜く時に捻りながら抜く

の5つです。

ちょっと多いかもしれませんが、普段から少し気にしていれば十分なことがほとんどですので、この記事を読んで少しずつ意識していきましょう!

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ダーツボードを定期的に回す

これは知っている方も多いと思いますが、定期的にダーツボードを回して(ローテーション)使用しましょう。

これをすることによって各セグメントが均一に使用されるので、ダーツボードがより長く使用することができます。

ただし、ブル(25/50両方とも)はこの方法で保護することはできないので注意してください。

ボードのローテーション方法

ボードのローテーション方法はとても簡単で、

  1. ナンバーリングを取り外す
  2. 時計回りにボードを回す
  3. ナンバーリングを付け直す

の手順でOKです。

2番目の『時計回りにボードを回す』ですが、セグメントを間3つ飛ばして回すことをお勧めしています。

ダーツボードは赤・黒のセグメントを20に合わせることを基本としているので、このようにボードを回していきます。

この回し方は、頻繁に使う20だけでなく19〜17にも考慮した上でローテーションすることができるのでオススメです!

もしも1周してしまったら、さらに2つセグメントを飛ばして同じようにローテーションさせてください。

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ダーツボードを湿らせない

これはちょっと驚く人もいると思いますが、最近のダーツボードは湿らせてはいけません。

以前は「ダーツボードを湿らせることで、麻が膨らみ穴が塞がりやすい」という理由から、霧吹きでダーツボードを湿らせることが推奨されていました。

しかし、ダーツボードのクオリティも年々上がっていますので、無闇にダーツボードを湿らせないことを強くオススメします。

というのも

  • ダーツボードをくっつけている糊が剥がれやすくなること
  • ボードが膨らみすぎて丘のように盛り上がってしまいやすくなる
  • ボードがカビてしまう

の3つの理由があるそうです。

日本の気候として、夏は特に湿度が高くなりがちなのでボードを設置する際には少し気にしておくといいでしょう。

太陽や照明の光に当てすぎない

乾燥させておくことが大事だとは言え、太陽や照明の光に当てすぎるのも麻の劣化が早くなってしまうのでNGです。

もしも余裕のある方はダーツボードキャビネットを使用して可能な限り日光に当たらないようにするか、直接日光の当たらない日陰にボードを設置するなどしてください。

ダーツボードにつける照明に関しては、LEDの製品を使うなど可能な限り熱が出ない照明を使用するとダーツボードの寿命を伸ばすことも可能ですので、ぜひ試してみてください!

Target CORONA VISION
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円周状に配置されたLED照明でボードの周囲360°をライトアップし、刺さったダーツの影を低減するアイテムです。
前バージョンの「VISION360」から優れた部分を受け継ぎ、本体重量を5kgから600gへと大幅に軽量化。
今回は4本の脚にマグネットを装着することで、取り付け工具が一切不要となりハードボードへの取り付けが簡単になっています!
ダーツボード以外の商品としては初となる、WDF(世界ダーツ連盟)承認アイテムというちょっと面白い側面も…!?

ダーツのポイントもメンテナンスを

ボードを長持ちさせるためにも、ダーツのポイントにも気をつけましょう。

最近はポイント自体にボードから抜けにくいように加工してある商品が多くありますが、それらは加工されていないポイントに比べてダーツボードへ与えるダメージが大きくなる傾向にあります(とはいえ、そこまで気にする必要もないとは思います。)。

またポイントの先端を定期的に研いで、バリ(ギザギザになっている所)のないようにしておくことも必要です。

これは本当に大事でボードの寿命を伸ばすだけでなく、ダーツが刺さらない・弾かれないようにするためにもぜひやっておきましょう。

ポイントのメンテナンス

とはいえ、『ポイントをどうすればいいの?』という方に向けて簡単にポイントのメンテナンス方法を紹介します。

基本的には、ポイントシャープナーを使用して尖らせます。

詳しい方法は下の動画を参考にしてみてください。

ここで気をつけたいのが、尖りすぎず・丸まりすぎない程の鋭さにする必要があることです。

先端が尖りすぎていると、ボードの裏面の部分まで深く刺さってしまいボードの裏側までダメージを与えてしまいますし、逆に丸まりすぎると今度はボードの繊維へのダメージが大きい上に、バウンスアウトしてしまう可能性もあるので注意しましょう。

引用:https://gldproducts.com/pages/dartboard-maintenance

このようにポイントを研いでいると、自然に元の長さから少しずつ短くなっていくので、そうなったらポイント自体を交換してしまいましょう。

ポイント交換については下の記事をご覧ください。

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こんにちは、りょふくんです。皆さんはハードダーツのポイントを交換したことはありますでしょうか?もちろん購入した時についているポイントでも十分楽しめますが、私はぜひポイントを交換して楽しんで欲しいと常日頃から考えています。[…]

ダーツをボードから抜く時に捻りながら抜く

特に普段はソフトダーツをしている人は癖でそのままダーツを抜いてしまうことが多いと思いますが、ソフトダーツの抜き方はボードへのダメージが大きくなりがちなので注意です。

圧縮されている麻が抜けて徐々にダーツボードの修復能力が落ちていってしまうので、ハードダーツをボードから抜くときは1本ずつダーツを回しながら抜いてあげましょう。

終わりに

ダーツボード一つでも、地味にメンテナンスが必要で面倒くさいな思うところもあると思いますが、これらを守っていればコスパ良く長く遊べるのでぜひやってあげてください。

特にポイントのメンテナンスやダーツの抜き方は、お店で投げる時にボードへ余計なダメージを与えないためにもすぐに取り組んでください!

それでは、良いダーツライフを!!

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