Target Swiss Point(ターゲットスイスポイント)とは?使ってみた感想付き

こんにちは、りょふくんです。

2019年9月3日にTarget Launchにて発表され2021年で3年目となるSwiss Point。

とても画期的な商品で使ってみたいと思い、購入して約1年使用したのでレビューします。

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この記事を読む前に注意してほしいこと

Swiss Pointについて注意してほしいことがあります。

この商品はあくまでも『Swiss Point』に対応しているダーツにのみ装着可能な商品であり、『Swiss Point』対応のダーツは通常のダーツのポイントを装着することは基本できません。

引用:https://www.target-darts.co.uk/phil-taylor-power-9five-gen-9-sp

『Swiss Point』対応のダーツは↑の画像のように商品パッケージ左上に”SP”と書かれていますので、購入前に一度確認してから購入しましょう!

Swiss Pointってなに?

Swiss PointとはTarget社が発表したポイント換装システムの名前です。

最大の特徴はポイントの交換がスピーディーにできることで、実際に私もポイント交換してみたところ、一本交換するのに10秒かからずに交換できました。

↓にその様子を動画にしたのでご覧ください。

専用の道具を使ってクルクル回すことで、簡単に装着したり取り外したりできます。

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Swiss Pointのメリット

今までにも簡単にポイント交換できるよう工夫されたダーツはありましたが、その中でもこのSwiss Pointは今やダーツグッズメーカーの最大手の一つであるTargetが推しているポイントです。

直感的に『これはいいかもしれない?』と私自身は思っていましたので、そのSwiss Pointを使ってみて感じたメリットを紹介していきます。

とにかくポイント交換が簡単

上でも紹介しましたが、最大のメリットは交換が楽なことです。

従来のハードダーツはリポイントツールを使って交換するのですが、慎重に交換を行わないといけない上にメーカーによってポイント交換の難易度が上がってしまうデメリットがありました。

その点Swiss Pointは従来のポイント交換のマイナスな部分を克服した素晴らしい商品です。

Swiss Pointを使っているダーツを購入すれば交換器具も一緒についてくるので、リポイントツールも買うことを含めて考えるとお得に買えちゃうかも!?

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ポイントが折れても取り外しができる

発表当初『ポイントが折れたら本当に取れるの?』と不安に思う人も少なくなかったと思いますが、その点に関して心配はいりません。

というのも私も投げている時にあたりどころが悪かったのか、Swiss Pointを折ってしまいましたが画像をご覧ください。

左:折れたSwiss Point 右:折れていないSwiss Point

従来のハードダーツでは、こうなってしまった時にできる対処方法が少ないのが欠点です。

さらに、取るのに時間がかかる+ダーツに負担がかかる方法(お酢に漬けて数ヶ月+何回か酢を入れ替え)でしか折れてしまったポイントを取り出すことができないため、労力を考えると買い直した方が早いなんてことも…

しかし、Swiss Pointは根本から折れないようにわざと折れやすいような場所を作りそこから折れるように設計されています。

矢印の先に注目

実際に折れて残った部分も専用の道具を使って取り外すことができたので、折れてしまってもすぐに対応することができる点も好印象です。

ソフトダーツのような投げ感

これはポイントだけでなくバレルも含めた評価となりますが、投げた感覚がソフトダーツのような印象を受けました。

Swiss Pointの構造が要因なのか詳しいことはわかりませんが、少なくともダーツを持った時に重心位置が比較的バレルの真ん中寄りにあり、一般的なハードダーツと比べると決定的に重心位置が違います。

ですので、もしソフトダーツっぽく投げたいという方がいらっしゃれば使うダーツの選択肢の一つとしてみておくのもいいかもしれません。

Swiss Pointのデメリット

メリットを紹介してきましたが、いいところばかりではありません。
ここからSwiss Pointのデメリットをお話しします。

対応しているダーツのラインナップが少ない

Swiss Pointは現在Target社のダーツにのみ使われており、執筆時点では46種類しかありません。(Swiss Point非対応のダーツに装着はできません)

今後ラインナップが増えていくとは思いますが、現時点で買うのは少し待ってからでも遅くないと思います。

現在のラインナップはTarget社公式ホームページから確認できますので、こちらをクリックして検索してみてください。

ポイントの長さのバリエーションが2種類しかない

現在Swiss Pointは26mmと30mmの2種類の長さが用意されています。
※Target社の長さ表記は他社と少し違うので、従来のポイントに合わせると30mmと33mm程度と思ってください

通常のポイントで36mmより長いポイントを使用している人にとっては使うのをためらってしまいますよね。
今後長さのラインナップが増えることを願いましょう。

※2021/10/14追記
Swiss Pointに35mmが追加されましたので、35mmのレビュー記事を書きました。

以下から読めますので、ぜひ読んでみてください!

関連記事

2021年のTarget Launchにて発表されました、Swiss Point 35mm。(略した場合SP35と表記します)以前書いた記事でもSPについて記事を書いたのですが、その時も長さが26mmと30mmの2種類しかないこと[…]

ポイントの価格が少し高い

小売り希望価格1320円と従来のポイントに比べ価格が高いです。

Swiss Pointという新しいシステムの価値を考えると決して高くはないのですが、従来のポイントが圧倒的にコスパが良いので値段が気になる人にはあまりお勧めできません…

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買うべき?

以上から、私りょふくんのSwiss Pointの評価を一言で表すと

迷ったら買うな

です。

メリットも十分あるのですが、正直なところまだこれからの部分が大きいので今後に期待して今は待つべきだと思います。

また、ハードダーツ特有の重さや投げ感がほしい人はSwiss Pointを積極的に選ぶ理由がないので買わなくてもいいのかな、というのが私個人の意見です。

購入するのであれば

・初めてのハードダーツ購入向きではない
・使用したいポイントの長さがSwiss Pointに存在するかどうか
・使いたいダーツがSwiss Point搭載モデルしかないかどうか

の3つを検討していただいて、2つ以上自分の中で納得できた場合は購入してみてもいい商品だと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか。

とても画期的で便利そうであるSwiss Pointですが、まだまだ発展途上のところもあり今後に期待というところです。

この先もっと素晴らしい商品が発売されることを願って締めとさせていただきます。

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