ついに2022年もダーツのワールドカップが開催されます。
日本を含め総勢32カ国がダーツ世界一の座を懸けた試合に臨みます。
昨年優勝したスコットランドが2連覇を達成するのか、2016年以来優勝を逃しているイングランドが復活するか、最強コンビウェールズがどこまで行くのかなど気になることがたくさんのW杯の1日目を早速みていきましょう!!
ポール・リム率いるシンガポールがデンマークに敗退
シンガポールはアジアの中でも有数のダーツ強豪国の一つで、特にポール・リムはTV中継で9ダーツを出した初めてのアジア人として有名であり、レジェンド級の選手と言っていいでしょう。
そんなシンガポールは最初の3レグはお互いに先行キープしたものの、4レグ目にデンマークが毎ターントリプルに1本絡めて安定した削りを見せブレイクされてしまいます。
5レグ目はキープされ、6レグ目先行をしっかり抑えて7レグ目にブレイクを狙いましたが、デンマークはその隙を与えない素晴らしいダーツを見せ、5−2でシンガポールの敗退となりました。
安定のウェールズ、フィリピンを破り2回戦進出
おそらく今大会で最も安定した強さを見せるコンビが今年もワールドカップ初戦に登場しました。
初めから全開のガーウィンプライスが開幕180を決め、続くジョニークレイトンも140を出すなどフィリピンを圧倒し、11ダーツで1レグ目をスタートしました。
それでもフィリピンは相手が上がれず隙が出来れば上がりきり、最初の4レグまで先行キープを続け2−2と粘りを見せました。
この試合の分かれ目となった5レグ目、ウェールズ先行で開始するもフィリピンが素早く削り上がり目を出して4ラウンド投げた時点で82残りとプレッシャーを掛けていました。
その中でウェールズの5ラウンド目、106残りをプライスがS20→T18→D16と3本できっちり上がりきり、一気に会場の空気と試合の流れを引き寄せることに成功します。
そこからはフィリピンに隙を与えず13ダーツ、15ダーツで勝ち切って5−3でウェールズが2回戦進出となりました。
ドイツ、スペインとの接戦を制する
奇しくもサッカーワールドカップ第1ステージでも激突する2国が、ダーツを舞台でも戦うこととなりました。
序盤はなかなか乗り切れないドイツでしたが、5レグ目に146を上がる12ダーツ、6レグ目に108を上がる15ダーツと強さを見せ4−2と王手をスペインより先に掛けました。
しかし、スペインも負けずドイツが上がりでもたついている間に2レグ上がって4−4と最終レグに勝負を持っていきました。
最後は一歩先に24残りを出したドイツが3本使って上がり、見事2回戦進出を決めました。
オランダがブラジルを一蹴、ホワイトウォッシュ達成
サッカー強豪国であるオランダとブラジルですが、ダーツではオランダがその強さを見せつけました。
ワールドカップ開始前に出場予定だったマイケルヴァンガーウェンが手術のため欠場が発表されましたが、そのことを吹き飛ばすかのような勝利を収めることに成功しています。
オランダ代表であり、PDC OoMランキング3位のマイケルヴァンガーウェンが手術のためワールドカップを含めた主要大会3試…
試合を通して両者ともに安定した削りを見せていましたが、シングルキープが多かったブラジルとトリプル1本絡んで削れたオランダとの差がこの結果を生み出した要因になっているのは間違い無いでしょう。
試合のハイライトと結果
以下、1日目のハイライトと結果になります。
Denmark 5-2 Singapore
New Zealand 5-3 Switzerland
Republic of Ireland 5-2 Canada
Austria 5-3 Finland
Northern Ireland 5-3 Gibraltar
Wales 5-2 Philippines
Germany 5-4 Spain
Holland 5-0 Brazil
おわりに
次回は1回戦の後半になります。
日本は2022/6/18 午前5時に試合開始の予定です。
もしも早起きできる人は、リアルタイムで応援しましょう!