PDCワールドカップオブダーツ2021 3日目

  • 2021/09/12(日)
  • 2022/06/24(金)
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PDCワールドカップも3日目となりました。

2回戦からフォーマットが変わり、シングルスを2回行って決着がつかない場合に最後ダブルスを行うものになりましたね。
例年通りとはいえ個人的にはPDCの大会の中で唯一ダブルスがある大会なので、全部ダブルスで行ってもいいのではないかと思っていますがいかがでしょうか?

2回戦から戦いが厳しくなるとは予想しつつも、波乱が起きた3日目の試合結果と内容等を見ていきましょう!

まだ1日目、2日目を見ていない方はぜひ見ていってください。

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3日目の結果・4日目組み合わせ

3日目の結果はこうなりました。

2回戦最大の驚きはオーストリアがベルギーに勝利した点でしょう。
ベルギー代表もオーストリア代表もどちらが勝ってもおかしくない実力のあるチームなのですが、それぞれの近年のパフォーマンスを考慮するとベルギーに軍配が上がると考えていました。
しかし、勝利の女神はオーストリアに微笑んだようです。

4日目の組み合わせですが、以下の通りになります。

 

ついにベスト8まで来ました。
4日目は準々決勝から決勝までを1日で行いますので、最大3試合をこなす精神力と体力が要求される厳しい戦いが待っています。

2020年のチャンピオンであるウェールズが2連覇を果たすのか、はたまたオランダが優勝しMichael Van GerwenがPhil Taylor・Adrian Lewis・Raymond Van Barneveldに並ぶ個人優勝経験数を4にするのか見どころ満載であることは間違いありません。
4日目も楽しみに待ちましょう。

3日目の試合の内容・感想

3日目はAfternoonとEveningと二つに分かれているので、ハイライトの動画は2本になりますがぜひ見てください。

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北アイルランドvsポルトガル

Afternoonセッションから北アイルランドvsポルトガルをピックアップします。

ベルギーvsオーストリアも捨てがたいのですが、この北アイルランドvsポルトガル戦は非常に興味深い結果となっていますので紹介させていただきます。

1戦目はBrendan DolanとJose Marquesの試合です。
スタッツを見ると、アベレージがDolan95.43に対してMarquesが72.10と大きく離れたスコアとなりました。
上がるチャンスとチェックアウト率を見ても、Dolanが7回チャンスがあり57.14%のチェックアウト率という隙を見せないダーツをしています。
一方Marquesは上がるチャンスが2回と少なくとても厳しい試合となってしまいました。

試合展開もDolanが終始リードして先に上がり目を出してきっちり上がるという端的に強いダーツをしていました。

2戦目はDaryl GerneyとJose de Sousaの試合です。
スタッツを見ると、アベレージはGerneyが96.97に対してde Sousaは85.00となりました。
de Sousaの不調がわかるスタッツですが、100+・140+・180の回数もGerneyが圧倒的に多く今年の調子から見てもde Sousaにとって残念な結果でした。

試合展開もde Sousa先行の1レグ目からGerneyが140→140→180と好調を見せ、12ダーツで上がり幸先のいいスタートを切りました。
2レグ目も1レグ目ほどではないもののde Sousaよりも早く上がり目を出しGerneyが取り切りました。
3レグ目はde Sousaに上がり目のチャンスが来たものの上がりきることができず、4レグ目をGerneyに15ダーツであがられ4−0でGerneyの勝利となりました。

試合開始前はダブルスまで持ち込んで北アイルランドが勝利することを予想していましたが、ここまで圧倒的な勝利を北アイルランドが手に入れるとは思いもよりませんでした。
北アイルランドはこの勢いで4日目をどこまで登れるのかが注目です。

日本vsドイツ

Eveningセッションからは日本対ドイツをピックアップします。

開催国でもあるドイツとの対戦であった日本ですが、やはり地元を応援するサポーターが多く相当なアウェーの中戦うことになりました。

1試合目の松田純vsGabriel Clemensですが、スタッツを見ると松田のアベレージ80.72に対してClemens84.03と良い対戦でした。
試合展開も1レグ目はClemensがブレイクしたものの、2レグ目・3レグ目とお互いに先行キープし4レグ目を松田がブレイクすることで2−2に持ち込みました。
5レグ目にClemensがブレイクしたことで勝利に1歩近づき6レグ目の先行をきっちり抑えClemensの勝利となりました。

1試合目の勝敗を決した要因は”ダブルを決めきる”ことにありましたね。
試合のスコアを見ると、両者共に40以下の数字になってから上がるまでに時間がかかってしまい相手にレグを取られるような試合が多勝ったです。
最初にも書きましたが日本はアウェー感が強い中戦うことが、ドイツは地元からの期待でプレッシャーが相当かかっていたことが大きな原因ではありますがダブルを決めきったClemensに素直に拍手です。

2試合目は馬場善久vs Max Hoppでしたが、結果4−0と素晴らしい勝利を馬場が日本にもたらしました。

スタッツを見ると、馬場のアベレージが82.36、Hoppが71.91とHoppが非常に残念な結果です。
ですが、削るスピードが遅かったというよりは単純に上がれなくて引きずった結果スタッツが低くなっています。

試合展開も1レグ目はお互い緊張からかD1を残してしまう状況(この状況はMad Houseと呼ばれています。)になってしまいましたが、馬場が決めてブレイクとなりました。
2レグ目は順当に先行キープし、3レグ目にHoppは106を60→10→36で上がることを選択しダブルを決めきれず相手に125を上がられてしまいました。
4レグ目も馬場がキープし、見事相手に1レグも与えず勝利となりました。

3試合目はお互いに3レグ目まではいい展開を見せ、2−1とドイツリードで迎えた4レグ目から試合の流れが少しドイツになり5レグ目を日本が取って3−2としましたが、6レグ目をMax Hoppが108を60→16→32と見事なダーツを打ちドイツに勝利をもたらしました。

お互いに緊張やプレッシャーの中素晴らしいダーツでした。日本の分もドイツ頑張ってくれ〜!!

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おわりに

ついにベスト8が決まり、2021年での世界一の国が決まろうとしています。

日本は残念ながら敗退してしまいましたが、次につながる試合を魅せてくれた事に感謝したいです。
本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。

PDCワールドカップ2021も残すところ後1日、最後まで楽しみましょう!!

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